僧階補任式
2025.12.1
当道院の飯妻拳士が2025年12月1日付けで権中導師を補任されましたので、本日の稽古の中で僧階補任式を執り行いました。


布教者としての自覚を持ち、今後も精進いたします。
彼はいつも積極的に研修会に参加し、熱心に講義に耳を傾け、真面目にコツコツと努力を積み重ねてきました。
その結果、権中導師を金剛禅師家から任されるに至りました。
当道院のホームページを振り返ってみると、彼が少導師を補任された時の記事や、初めて僧階レポートに取り組んだ時の記事を見つけました。
たまに、こうしてホームページの記事を振り返ってみると、同志や自分自身の成長がしみじみと感じられるとともに、昔を懐かしむ時に感じるような、少し寂しい気持ちにもなってしまいます。昔といっても、上記の記事は3~4年前程度なのですが。
常に、ものごとは変化しています(諸行無常)。したがって、たった3~4年でもいろいろなことが大きく変わっていきます。
私たちの中にはダーマの分霊すなわち可能性の種子があります。自分の可能性を信じ、正しい努力をすれば、正しい方向に自分を変えてゆくことができる。次々と変化していくこの世界の中で、私たちはいい方向へと、他人と共に変わってゆきたい。
そのために努力をすることが、金剛禅における信仰の在り方であると思います。
ホームページの記事を見返すことで、それぞれが、いい方向に自分を変えてきたことを確認でき、そのことから、これからの自信へと繋がるのではないでしょうか。ときには、同志と過去のホームページの記事を共有してみたいものです。そして、そのように見返す価値のある記事を作っていきたいと思います。
さて、飯妻拳士のコメントにもあったように、僧階を持っている門信徒は布教者ですね。
金剛禅の教え、開祖宗道臣の思い、私たちの目指すところ、それらを他人に伝えていく立場にあります。
その自覚を持ち、今後も精進するということ、立派な意気込みであると思います。
共に邁進し、布教者として、自己変革を続けていきましょう。 記:望月 翔太
8人