関連団体での活動報告
Shorinji Kempo

UNITY武専 滋賀地区

2024年3月10日(日)UNITY武専 滋賀地区に武専教師として

清水袖師道院 平井富士雄が派遣された。

琵琶湖で有名な滋賀県の武専である。場所は「滋賀県立武道館」である。

武専は少林寺グループにおける各地域指導者育成の中心的役割を担う機関である。

滋賀県立武道館は、琵琶湖のほとり、滋賀プリンスホテルの西側にある。

滋賀県立武道館の全容である。前日は雪が降ったが、この日は青空が出ていた。3月10日は琵琶湖マラソンも同日の行事となった。

朝、滋賀県立武道館が開くのを待っている所である。

UNITY武専はどこの地区でも鎮魂行から始まる。平井が主座を務めた。鎮魂行は、昇格受験者も共に行っている。

全体基本では、準備運動の後、紅卍拳、龍の形の確認、運用法に至る為の戦術組成を行った。

UNITY武専の全体講義では、日本間に於いて「開祖の思想の基盤を作った正義感の芽生え」の講義を、文庫本「強さとは何か」の解説を中心に行った。

クラス別実技で指導者養成コースに於いて、柔法攻技研究の解説を行っている。将来の指導者を目指して、真剣に見て、聞いて学んでいる。

クラス別実技の指導者コースに於いて、閂関係の技術を示範しながら、解説をしている。指導者コースは、技を楽しみながら笑顔で解説を聞いている。

閉校式において、代表理事 宗昂馬の代理として閉校式式辞を読んでいる所である。活気ある技術修練とうって変わって厳粛な儀式となった。大倉理事長、若林武専担当責任者を中心として楽しくスムーズに進行した一日でした。また、会える時を楽しみにしています。ありがとうございました。平井

 

 

 

2023年度 静岡県UNITYオープン武専

2023年度 静岡県UNITYオープン武専

2024年2月18日(日) ㏌ 静岡市中央体育館

目的:UNITY武専受講者の増加、昇格考試員・大会審判員の質の向上

 

清水袖師道院では、人づくりの一環として、各自の成長を促し、横のつながりを広げる為

SHORINJI KEMPO UNITYの主催する武専への参加を推進しています。

 

 上記の行事に、清水袖師道院から8名の拳士が参加しました。その中にはUNITY武専の受講者ではない拳士もおり、本行事へ参加したことで、武専の雰囲気を味わうことができました。

 

 

 

【林 正義 UNITY指導員による技術指導】

 閂捕のコツを学ぼうと、皆、とても熱心です。

 

 

 

【梅野 清嗣 UNITY指導員による技術指導】

 ご教示いただいた巻落のかけ方を実践し、指導を受けているところです。

 

 

 

【記念撮影】

 合掌 梅野先生、林先生、齊藤先生、静岡県UNITY運営委員会の先生方、参加された拳士の皆様、ありがとうございました。

 大勢の拳士が集まり、触れ合い、共に研鑚し、充実した一日を過ごすことができました。

 武専の受講生でない方も、多数参加されていました。本行事を機に、今後の武専が盛り上がるといいですね。(望月 翔太)

 

2023年度本山公認県教区講習会

2024年1月28日(日)静岡市北部体育館において

清水袖師道院の関連団体である静岡県教区主催の

本山公認県教区講習会が開かれ、清水袖師道院より8名が参加した。

新春法会に先立ち参加者全員の記念写真を車田本山教師と齊藤県教区長を中心にして撮った。

新春法会では、齊藤教区長による教典唱和を執り行った。金剛禅総本山少林寺の僧階に在席している拳士は輪袈裟を着用している。

講義Ⅰでは、少法師、権中導師、中導師の講義が行われた。写真は車田先生による中導師対象の講義である。

藤森教区教師による少導師の講義を真剣に聞いている所である。メガネの中の視線に真剣さが光っている。

車田本山教師による易筋行Ⅰで目打ちの基本をしている所である。

送小手を応用した受身の稽古をしている所である。和気藹々と行っている。

易筋行Ⅱでは、級拳士初段、二段三段、四段以上に分かれて行った。写真は浅井本山教師が見本を見せている所である。

法階講義と道院長プログラムに分かれて講義Ⅱを行った。写真は平井副教区長をファシリテーターにあ・うんを基に道院長プログラムの討議を行っている所である。テーマは「シニアからはじめる少林寺拳法」である。

法階講義では、車田本山教師より「正信について」の講義を受けた。笑いもあり、楽しいが内容も深い講義である。

講義と易筋行による本山認定県教区講習会で教えと技を深く楽しく学べました。ありがとうございました。参加された拳士の皆さん、お疲れさまでした。(写真:小峰弘文、文:平井富士雄)

静岡中部小教区 2023年度第3回小教区研修会

2024年1月21日清水袖師道院にて2023年度第3回小教区研修会を行いました。

今回は中部小教区5道院から12名が参加しました。

まずは鎮魂行から。小教区研修会は単なる技術習得の場ではなく、金剛禅の教義を探求する「行」の場でもあります。

テーマは各年代層における留意点と実践例。平井富士雄少法師に講義して頂きました。

多様化する社会の中で各年代にごと指導方法をかえる必要があり、さらに体格や、体力、性別、性格など、ひとりひとりに寄り添った指導をおこなえる指導力が金剛禅指導者には求められます。小教区研修会はそれを養う場でもあります。

「様々な年代層がいる道院は人と人とが手を捕りあってお互いに向上する場所であり、一つの理想の境地である。」

 

講義のあとは、参加者が個々の所感を発表しました。

・実社会と金剛禅の考えている社会との隔離はないか。

・褒めることが人を伸ばす。人をかえる。

・面受面受が基本。

・社会のニーズに沿って。指導の質は指導の数。 etc…

参加した各々の考えを共有し、自分には無い考えを取り入れます。それにより、金剛禅指導者としての幅が広がり、指導力向上に繋がります。

 

☆今回初参加の望月梨帆少導師。難しかったかもしれませんが、指導者としての自覚の芽生えを感じました。

発表する参加者たち。

雨が降り、肌寒さを感じると思いましたが、熱意のある研修会にむしろ暑さを感じた様に思います。金剛禅指導者として、非常に有意義な時間を過ごすことができました。

(小峰)

2023年静岡市少林寺拳法協会忘年会

2023年12月23日(土)

「わん」清水駅前店を会場に、関連団体である、静岡市少林寺拳法協会の忘年会を行った。

幹事は清水中部道院拳友会・山田代表である。今年の参加者は12名であった。まずは林芳久仁協会会長より挨拶を賜った。少林寺拳法は、他の武道やスポーツに比べて、奥が深いものであることを述べ、来年の全国大会への協力を呼びかけられた。

続いて、稲葉寛之協会顧問より挨拶を賜った。静岡市少林寺拳法協会の発展にさらに貢献したいとの話であった。

石切山恭明副会長の乾杯の音頭で会食が始まった。今年、新設の静岡沼上道院拳友会・武衛代表と静岡大学・小粥監督も参加された。

各所属の代表者の集まりなので、少林寺拳法の話題は尽きない。今年一年を振り返って様々な会話が交わされた。

楽しい時間は、あっという間に終わり、山田清水中部道院拳友会代表よりお知らせがあり、締めは小泉実協会理事長より挨拶を賜った。今年様々な出来事があった事を振り返り、来年をより充実した年にする為に協力して行動する事を確認した。盛況のうちに静岡市少林寺拳法協会忘年会は終了した。(平井)

第40回小島まつりに参加させて頂きました

2023年10月29日、静岡市立清水小島中学校にて開催されました小島まつりに清水中部道院が参加し、助っ人として清水袖師道院副道院長、望月翔太拳士が錫杖演武を披露させて頂きました。

 

清水中部道院に集合。法衣に着替えて本番に向けて練習です。

 

静岡登呂道院からも高橋道院長、深澤拳士が参加されました。

 

清水中部道院の出番は大トリ前でした。地域からも大きな期待をされています。

 

まずは基本を披露しました。迫力ある突き蹴りに会場の空気が変わります。

 

静岡登呂道院の迫力ある演武です。

 

清水中部道院山田道院長と護身技法を披露しました。場面に応じた護身術に会場も興味津々です。

 

最後は望月翔太拳士の錫杖演武です。気合充分の構えに会場からは「おぉ!」という声が。

 

演武中も会場から「すごい!」という声が聞こえてきました。途中に杖頭部が外れてしまう

というハプニングがありましたが、それをかき消す素晴らしい演武に、会場からは大きな

拍手を頂きました。

 

最後に少林寺拳法の目指す目的を山田道院長が話されて、清水中部道院の演目は終了と

なりました。

 

静岡中部地区の道院が協力して地域の皆様に少林寺拳法の魅力を伝えることが出来たと思います。

この様な活動の積み重ねが道院と地域の結びつきを深め、平和で豊かな社会の実現に繋がっていきます。

小島まつり運営のみなさま、貴重な時間を頂きありがとうございました。

山田道院長、お声を掛けて頂きましてありがとうございました。とても有意義な時間でした。(小峰)

金剛禅総本山少林寺 静岡県教区 第7回金剛禅易筋行大会

金剛禅総本山少林寺 静岡県教区

第7回金剛禅易筋行大会

2023年10月15日(日) ㏌ 静岡県武道館

主催:金剛禅総本山少林寺静岡県教区

 

 上記の催しに、清水袖師道院から12名の門信徒が参加しました。

 静岡県教区は、毎年、金剛禅易筋行大会を開催し、金剛禅門信徒が一堂に会し、易筋行(少林寺拳法)の発表や修練を通じて、同志としての親睦と金剛禅への理解を深めています。

 今年も、静岡県の仲間達と、共に金剛禅を楽しみ、絆を深め、充実した一日を共有することができました。

 

 

 【発表の部】

 各小教区・道院・支部による発表です。演武や寸劇、修練風景や絵本の読み聞かせなど、様々なものが披露されました。

 静岡中部小教区の団体演武です。各道院・支部で練習してきたものを、今日、全体で合わせ、見事に完成させました。

 

 清水袖師道院の発表は、寸劇「鬼滅の如意(ショートバージョン)」です。2021年の当道院の発表会で行った寸劇を短縮した内容でした。練習と多少違う部分もありましたが、平井 道院長のアドリブによって、それも笑いに変わり、良い発表になりました。

 

 

 【交流の部➀】みんなで健康プログラム

 虹色侍 ずまさんの歌う「ひとりひとりの心に深く~REMIX~」に合わせ、少林寺拳法の動きをダンスのように楽しむという内容です。

 班に分かれて、話し合ってダンスを作成し、時間内に完成させました。

 飯妻 拳士、リーダーシップを発揮しましたね。

 

 

 【修練の部】

 年代に分かれて、易筋行の修練を行いました。

 階級別ではなく、年代別であるため、まだ習っていない技を行うこともあります。水月返や両手閂投など、予習ができてよかったですね。…まあ、やるのはだいぶ先ですが(笑)

 

 小学生低学年は、遊びの要素がある修練を行っていたようです。楽しそうだなぁ。

 

 

 【学びの部】

 清水袖師道院 道院長、平井 副教区長による講義です。

 開祖の少年時代の乳母車事件のお話から始まり、

・自分の努力によって自分は変えられること

・本当の幸福とは、自分の周囲に、信じあい助け合える素晴らしい人間関係=縁がどれほど張り巡らされているかによって決まること

・人は正しい目的と正しい方法によって、必ずよく変われること

・ダーマを信じるということは自分の可能性と未来を信じるということ

等々、金剛禅の大切な教えをお話いただきました。

最後に話されていた、小さな理想境を増やし、それらをつなげ、大きな理想境を創るという内容も、印象的でした。

 

 

【交流の部②】羅漢錬拳

 最後に行ったのは、年代別創作団体演武です。年代別に分かれ、リーダーを中心に協力して創作し、披露しました。

 高校生~30代は、当道院 小峰 参与道院長がリーダーを務めました。

 

 髙木 拳士は団体演武で号令を担当しました。

 

 

 

 

 

 合掌 参加された皆さん、ありがとうございました。

 内容が多く、充実した、楽しい一日でした。親睦を深めることもでき、また、自分たちの成長にもつながりました。

 来年もよろしくお願いします。(清水袖師道院 望月)

 

 

 

 

2023年度少林寺拳法世界大会

2023年10月7日、8日日本武道館で行われた少林寺拳法世界大会清水袖師道院拳友会より

幹部4人で、演武と運営の視察をしてきました。

この大会は少林寺拳法世界連合と一般財団法人少林寺拳法連盟が主催、主管は東京都連です。

10月7日、朝8時15分日本武道館の駐車場に着きました。宗昂馬大会長は報知新聞に、「こんな時代に世界大会を開催することができてとても平和な気持ちです。コロナとの闘いを乗り越え、国と国ではなく、民間交流で平和に貢献できるよう行動していきたい」と話されました。

宗昂馬大会長の7日の挨拶です。この大会が開催されたことをとても喜んでおられました。8日の大会長挨拶は日本語と英語で交互に語られました。

会場に入り、日本連盟の予選が始まりました。私たちの席は、真南の席です。会場が一望できる席です。全国から選ばれた演武を見て、構成の工夫や残心、冴えのある動きなど参考になる事ばかりです。

日本連盟の予選の後は11か国による演武披露です。写真はインドネシア連盟です。合わせが難しい天地拳第6系を見事に合わせています。

2日目の10月8日の朝、田安門の北側の高麗門の中に日本武道館の金色に輝く宝珠が見えます。

田安門の櫓門です。この門は1636年に作られた門だという事です。、1961年に旧江戸城の史跡として国の重要文化財に指定されています。

41カ国の国旗入場です。ウクライナは参加は無理だったのですが、国旗は入場を果たしました。

宗昂馬大会長は、7日も8日も精力的に会場内で世界の拳士と交流をしていました。

どの部門の拳士も、ここまできた自信と誇りを持っての見事な演武ばかりです。

静岡県の松谷咲歩拳士が最優秀賞を取り、表彰されました。おめでとうございます。

大会後、神田祭の神輿が披露されました。海外拳士との交流と伝統芸能との調和が見事です。

2日間の大会もあっという間に終了し、秋の夜長で武道館の屋根のライトアップの中、様々な交流をして、いろいろな事を学び、静岡に帰郷しました。(平井)

 

令和5年度静岡県(藤枝市)地域社会少林寺拳法指導者研修会

令和5年度静岡県(藤枝市)

地域社会少林寺拳法指導者研修会

期間:令和5年9月23日(土)~9月24日(日) 会場:静岡県武道館

主催:公益財団法人日本武道館、全国都道府県立武道館協議会、

一般財団法人少林寺拳法連盟、公益財団法人静岡県スポーツ協会静岡県武道館

 

 上記の研修会に、清水袖師道院から7名の拳士が参加しました。

 二日間に渡り、派遣講師の 髙坂 正治 先生、谷 聡士 先生及び地元講師の 齊藤 政実 先生、福田 有希 先生からご指導いただき、大変多くのことを学びました。

 静岡県中から集まった同志たちと、共に技術を研鑚し、親しみ合い、楽しみながら技術を向上させ、指導をする際の「引き出し」も大幅に増やすことができたかと思います。

 長いようであっという間の、とても濃厚な二日間でした。

 

 

 

 上の写真は、谷 先生にご教授いただいた、送小手のコツを実践しているところです。とても盛り上がっていました。

 谷 先生は人体をだるま落としにたとえて、上半身と下半身を乖離させることで相手を崩すというご説明をされました。とても分かりやすいと思うので、今後使わせていただきたいところです。

 

 

 

 髙坂 先生には、色々な楽しい修練の仕方をご教授いただきました。上の写真は、逆合掌のように組んで、お互いに蹴りを行う修練方法のひとつです。同時に、足刀蹴を行っています。

 このような、道院への「おみやげ」が、本研修を通して多く得られました。

 

 

 

 休み時間には、それぞれが得た学びを仲間と共有します。熱心に技を掛け合っている姿は、本当に楽しそうです。

 いいことを教わった。自分のものにしたい。そして、他人に伝えたい。

 自己確立・自他共楽の心がそこにあります。

 

 

 合掌 講師の先生方、参加された皆様、ありがとうございました。

 カメラを構えて、本研修会の様々な場面を見て回りましたが、どこを切り取ってもとにかく楽しそうで、素晴らしい研修会だったと思います。まさしく、この二日間はひとつの理想境だったのではないでしょうか。

 明日からも、協力一致して、理想境建設に邁進していきましょう。(望月) 

 

 

 

UNITY武専 大阪地区

9月18日(月)UNITY武専 大阪地区に武専教師として

清水袖師道院 平井富士雄が派遣された。

東京に続き都会の武専である。場所は「吹田市立武道館 洗心館」。

武専は少林寺グループにおける指導者育成の中心的役割を担う機関である。

天気は快晴、秋晴れである。指導者自らが不断の探求と研鑽に努め、正しい教えと技法の指導を通じて、少林寺拳法のより深い理解と習得を受講者にもたらし、この道への関心を高める。

より楽しく充実した武専にするため、全国の武専では指導員が朝のミーティングをする。佐々木先生が朝から和やかな雰囲気を醸し出してくれている。

朝の挨拶である。受講者に緊張と期待を与えられる挨拶が求められる。明るくてきれいな武道館である。受講生の顔も希望に輝いている。

全体講義は「金剛禅の主張と願い」である。開祖宗道臣の前半生を通じて金剛禅開基までの動機と場面場面の開祖の気づきの確認と金剛禅が進むべき方向の再確認である。

基本実技(全体基本)は蹴上・蹴込、中段への突き蹴り、中段攻撃に対する防技、竜王拳第1系である。指導員はやって見せ、実際の動きとポイントを視覚と魂で講義する。

お昼のお弁当の時間は、とても楽しみな時間である。美味しいものを食べられる事は、喜びがあり、体が育まれ、楽しい会話がある。食事は人にとって大切な理想境のひとつである。

午後の実技が始まった。少林寺拳法は解説は和やかだが、掛けられると痛い。しかし、武専受講者は痛い中から技のコツを学び取っていく。

剛法も柔法も指導者のヒントに対して、掛けられる方が、掛けてる拳士に教えていくシステムが出来上がっている。相手は倒す敵ではなく、お互いに人として向上するための仲間なのである。

少林寺拳法は「守・破・離」の順序で学ぶ。指導者の掛手や力の抜き方、呼吸法など、まずなそのまま真似ていく。真剣に真似るのが技の上達の近道である。

 

大阪武専の皆様、ありがとうございました。平井富士雄