UNITY武専 大阪地区

9月18日(月)UNITY武専 大阪地区に武専教師として

清水袖師道院 平井富士雄が派遣された。

東京に続き都会の武専である。場所は「吹田市立武道館 洗心館」。

武専は少林寺グループにおける指導者育成の中心的役割を担う機関である。

天気は快晴、秋晴れである。指導者自らが不断の探求と研鑽に努め、正しい教えと技法の指導を通じて、少林寺拳法のより深い理解と習得を受講者にもたらし、この道への関心を高める。

より楽しく充実した武専にするため、全国の武専では指導員が朝のミーティングをする。佐々木先生が朝から和やかな雰囲気を醸し出してくれている。

朝の挨拶である。受講者に緊張と期待を与えられる挨拶が求められる。明るくてきれいな武道館である。受講生の顔も希望に輝いている。

全体講義は「金剛禅の主張と願い」である。開祖宗道臣の前半生を通じて金剛禅開基までの動機と場面場面の開祖の気づきの確認と金剛禅が進むべき方向の再確認である。

基本実技(全体基本)は蹴上・蹴込、中段への突き蹴り、中段攻撃に対する防技、竜王拳第1系である。指導員はやって見せ、実際の動きとポイントを視覚と魂で講義する。

お昼のお弁当の時間は、とても楽しみな時間である。美味しいものを食べられる事は、喜びがあり、体が育まれ、楽しい会話がある。食事は人にとって大切な理想境のひとつである。

午後の実技が始まった。少林寺拳法は解説は和やかだが、掛けられると痛い。しかし、武専受講者は痛い中から技のコツを学び取っていく。

剛法も柔法も指導者のヒントに対して、掛けられる方が、掛けてる拳士に教えていくシステムが出来上がっている。相手は倒す敵ではなく、お互いに人として向上するための仲間なのである。

少林寺拳法は「守・破・離」の順序で学ぶ。指導者の掛手や力の抜き方、呼吸法など、まずなそのまま真似ていく。真剣に真似るのが技の上達の近道である。

 

大阪武専の皆様、ありがとうございました。平井富士雄

 

 

 

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