絵本の読み聞せ「早太郎」
6月16日(金)望月翔太副道院長が絵本の読み聞せをしました。
信州駒ヶ根の昔話「早太郎」です。
少林寺拳法の稽古では、すべてが合掌礼から始まります。お互いに大切な人格を持っていて互いに学ぶ姿勢の表れです。
今から700年前の昔の事、山犬が、一匹の子犬を信濃の光前寺においていきました。
何年かたったある日の事,遠州見附から来た一実坊という旅のお坊さんが人身御供の大ヒヒの退治を山犬の早太郎に頼みに来ました。
早太郎は見事に大ヒヒの退治に成功するのです。しかし傷ついた体で光前寺までたどり着いた所で、亡くなってしまったというお話です。聞いている拳士もお話と一緒に一喜一憂しました。
戦いの場面では子供たちは身を乗り出して、お話の中に入ってきます。
副道院長は、信州の光前寺と遠州府中の見附天満宮の位置も教えてくれました。地図を見るといかに早太郎が傷ついた体で長い道のりを帰って行ったのか解ります。
さらに磐田では「しっぺい」というキャラクターになっていることや、浜松市に本店を構える「麵屋はやたろう」という信州ラーメン店の店名にもなっていることも紹介してくれました。
最後は自分の家で飼っていた犬が早太郎そっくりだということも写真で紹介してくれました。時間にすると20分の副道院長のお話ですが、ためになる楽しいメッセージが詰まっていました。ありがとうございました。(平井)
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