2024年度 清水袖師道院 朝霧自然体験合宿

2024年7月27・28日、朝霧野外活動センターを活用して自然体験合宿を行った。

まずは、青木ヶ原樹海の中を歩いて富士風穴の洞穴探検をした。足元には溶岩が地上を流れて固まったみごとな跡(縄状溶岩)がありました。樹海に入るには山梨県から入山許可を得ます。この溶岩は貞観6年の長尾山溶岩が流れ出たものです。せの海と言われていた大きな湖が、西湖・精進湖・本栖湖の3つに分断されるほどの大きな噴火でした。

富士風穴の陥没穴(入口)降りた所です。陥没穴の大きさからも富士風穴の巨大さが分かります。ここからヘッドライトを付けて洞内を探検します。富士風穴に入洞するには、富士河口湖町に通知をして許可を得て入洞します。

奥まで行くと氷の床の上に出ます。足元は全部氷です。ただ温暖化の影響で、氷の中にうもれていた養蚕の明治時代の棚が地表に現れていました。3年前よりも1.5Mくらい氷面が下がっていました。すごい解け方だと思います。こういうところにも温暖化は影響を及ぼすのですね。

帰りはきつい上り坂となります。涼しいので安全に気を付けて集中できました。

午後からは朝霧野外活動センターの森の中で自然体験プログラムですが、一つ目のカモフラージュというゲームがあと一人という所で雨が強くなって中止になりました。でも、雨用のプログラムも用意してあります。

雨が降って来たので、研修室で「わたしたちのお店屋さん」という、協力して問題を解決するゲームを行いました。会話をしないでコミニケーションを取るのは、かなり難しかったようですが、一人一人が考えて解決に挑みます。

雨もやみ、富士山が顔を出してくれました。夕方のふれあいタイムです。キャンプネーム「ぴーとろ」さんの指導で「人間知恵の輪」を行いました。なかなかむずかしいので楽しいです。

二つ目のゲームは「震源探し」でした。難しい震源になっている人を貫太が見事に当てました。

夕食は「オムライス定食」です。あさぎり食堂の食事はおいしいと評判なのです。合宿は幸せを感じる事の連続です。

食事の後、オリエンテーション室で、卓球を楽しみ、その後、1日の汗をお風呂で流しました。洗い場もしっかりしていて、ゆっくり浸かりました。

2日目の朝のふれあいタイムはキャンプネーム「さっぽろ」さんの指導で、フラフープを使ったゲームを2つ行いました。準備運動はバッチリです。

2日目のメインは牧場ハイキングです。チェックポイントの課題をクリアして得点を競いました。羊と富士山で記念写真です。

ハイキング後半で、休憩をした所で1枚撮りました。朝霧は高原で7度くらい温度が低いので、晴れていても爽やかです。

楽しい2日間のプログラムが終わり、退所式です。「忘れ物をせずに、安全に帰ってください。」との事でした。

自然の中で、考え、協力して貴重な体験の数々が残りました。この経験を生かして、明日からまた日常の稽古に戻ります。(平井)

いいね!>> いいね! 22人