2023.12.17 清水袖師道院 演武発表会

清水袖師道院 演武発表会

2023年12月17日(日)

テーマ:集中力を育てる

 

 今年もまた、清水袖師道院の演武発表会を、清水区役所内、清水ふれあいホールにて開催しました。

 演武発表会は、一年の最後の行事であり、ある意味、一年間の修行の集大成ともいえます。今年も、みんな一生懸命修行に励んできました。その成果を、会場にお集まりいただいた、来賓、家族、友人、OB・OGの皆様に披露することができました。

 

 

 

 作文発表

 集中力を育てるという本発表会のテーマに沿って書いた作文を、5名の拳士が発表しました。大きな声で、堂々と読むことができました。

 

 鎮魂行

 今回は髙木拳士が主座を務めました。ピシッとしたいい姿勢で、見事にやり遂げました。

 

 全体基本

 みんな、よく足が上がってますね。大変いい蹴です。

 

 防具を使った基本

 廻蹴・後廻蹴や飛二連蹴は、最初は難しかったと思いますが、みんなとても上手になりました。ホール内に胴を蹴るいい音が響き渡っていました。

 

 個人演武Ⅰ部

 

 少年部団体演武

 吉田拳士がセンターを務めました。写真は、独鈷を使用し、独鈷拳を行っているところです。かっこいい!

 

 一般部団体演武

 錫杖・如意を使用した演武です。法器になじみのない拳士にとってはなかなか難しかったと思いますが、一生懸命練習して、上手く扱えるようになりました。

 

 創作寸劇 中野理男物語

 開祖 宗 道臣の幼い時代のお話を、平井道院長のナレーションの下、寸劇でお届けしました。

 今回の主人公、中野理男は鈴木拳士が演じました。主人公はセリフも多く、大変だったと思いますが、よく努力しました。感情のこもった、いい演技もできました。

 

 寸劇の後半は乳母車事件です。

 妹たちと粗朶(そだ)拾いにでかける理男を、村の子供たちは馬鹿にします。理男が去った後、有力者の息子がうっかり乳母車を倒し、乳母車に乗っていた弟に怪我をさせてしまうのですが、その罪を理男になすりつけたのです。

 子どもに怪我をさせられたことに怒った有力者が、理男の家に怒鳴り込んできます。自分は乳母車を倒していないと必死にうったえますが、最終的に無理やり謝らされてしまいます。

 しかし理男は、勇気をもって有力者の家に乗り込み、有力者の息子に嘘をついていたことを認めさせました。有力者も、有力者の息子も反省し、自らの力で濡れ衣を晴らすことに成功したのでした。

 

 個人演武Ⅱ部

 

 全員団体演武

 全員団体演武の最後は紅卍拳です。かなり難しい法形ですが、みなさんよく覚えました。

 

 

 

 内容は盛りだくさんでしたが、あっという間に演武発表会は終わってしまいました。最後に、参加された皆様全員で記念写真を撮って、演武発表会は終了です。

 皆さんが笑顔で写っているこの写真を見ると、清水袖師道院が多くの方に支えられて成り立っていることを実感します。ひとつの理想境を一枚の写真に収めた、そんな感じがします。

 今後もこのような理想境を維持し、また発展させ、そして広げて行きたいと思うところであります。

 合掌 演武発表会に参加された皆様、ありがとうございました。(望月 翔太)

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