達磨祭
Shorinji Kempo

2022年度清水袖師道院達磨祭

2022年10月7日、清水袖師道院にて達磨祭を執り行いました。

達磨祭とは達磨の遺徳に触れ、インドと中国の架け橋となった達磨の様に道院の中で交流によって法縁を育む金剛禅の行事です。

 

清水袖師道院参与道院長小峰悟中導師による法話です。面壁九年や七転八起の教えを織り交ぜながら、達磨大師の行法についてなるべく少年部や保護者の皆様にも理解できる様に説明しました。

 

 

平井富士雄少法師による体験入門です。インド人と中国人が楽しみながら修行する白衣殿の壁画の様に、皆楽しみながら輪になって基本を行っています。

 

参加者皆で帯相撲です。老若男女関係無く楽しんでいます。

  

 

達磨にちなんでダルマ落とし。上手に落とせるかな?

 

達磨クイズ。達磨が中国に伝えたのは拳と禅?それともカレーとラーメン?

 

楽しいクイズが終わったら厳粛に儀式を執り行います。

清水袖師道院道院長平井富士雄少法師、清水中部道院道院長山田恵修大導師、清水袖師道院参与道院長小峰悟による導師献香を行い、次に祭祀奉読を行いました。先ほどの空気とは打って変わり、厳かな雰囲気のなかで儀式が進行していきます。

 

稲葉寛之静岡市議会議員もお招きし、最初から最後まで達磨祭にご参加頂きました。最後にはご挨拶を賜りました。

 

一般部と少年部の奉納演武が終わったら参加者全員で記念撮影。ご参加頂きました皆様お忙しい中有難うございました。全員が楽しい時間を共有出来た達磨祭でした。

2021年達磨祭

清水袖師道院では、10月8日金曜日7:00より達磨祭を行いました。やっと緊急事態宣言が開けました。気を抜かず一歩づつ邁進して行きたいと思います。まずは嵩山少林寺で書かれた達磨の絵と文字の掛け軸で達磨大師の説明をしました。カメラマンは高山拳士です。

達磨は禅と拳法を印度から中国に伝えた人でした。しかも白衣殿の壁画で仲良く印度人と中国人が拳法をしている様子でも解るように印度と中国の交流を深めた人でもあったのです。そこで、清水袖師道院では関係者を招待し、交流会を行なっています。まずは体験基本で振り子の上段突きです。

みんなで楽しむ交流ゲームとして、3人組になって帯相撲を行いました。去年も来た人は少し上手です。マスクはしていますがみんな笑顔でいっぱいです。小さな子には大人が教えて全員が笑顔で楽しめる交流会は理想の境地です。

真剣に達磨落としです。クリアできても出来なくても参加しただけで拍手が送られます。

道院長は助け船を出します。クリアできた人はさらにキーホルダーが贈られます。

達磨に関してのクイズをして達磨に興味を持ち、知識をつけます。

手を挙げて答えて正解だと達磨のキーホルダーがもらえます。みんなが笑顔で拍手です。

後半は荘厳な儀式としての達磨祭です。導師献香を行なっています。

祭詞を奉読しています。導師が奉読の間、拳士は達磨に対面の合掌礼で偲びます。

渡辺拳士、牧田拳士の奉納演武です。大会演武と違い、法衣を着て袖を捲り上げてりりしく演武をします。

望月拳士、外岡拳士の奉納演武です。マスクをしていても鋭い気合は健在です。

儀式での演武は大きな会場で行う大会の演武に比べ狭い道院内で行うので迫力が出ます。

達磨祭の終わりの合掌礼です。前半の交流会は笑顔の中で、後半の儀式は荘厳な雰囲気の中で行われました。

2021年達磨祭の記念写真です。今年も楽しく荘厳な達磨祭が出来ました。参加してくれた皆さんありがとうございました。

2020年10月7日達磨祭

達磨が亡くなったとされる10月8日前後に達磨祭を挙行する意義を説明しています。

嵩山少林寺で書かれた掛け軸で、達磨が、印度から来たこと、面壁9年の座禅を経て中国人に禅を伝えたことの説明しています。

達磨は中国とインドの交流をした人でもあります。清水袖師道院では達磨祭をOB・OG・関係者の皆さんとの交流の場としています。丸くなって全員で基本稽古を行なっています。

達磨の縁、交流会の一環としての第1弾、帯相撲をして楽しみます。体の五感と頭脳を働かせると、みんな笑顔になります。大きな人は、小さな人を思いやりを持って喜ばせる時間です。

達磨の縁としての第2段は達磨落としです。心を落ち着かせることと思い切りの良さを求めれます。会場の全員が一つの点に集中して笑ったり残念がったり喜ぶのは、一つの理想境ではないかと思います。

達磨の縁、第3段は達磨に関するクイズです。賞品は風船ですが、子どもたちは一生懸命に達磨の時代の事を考えて、挙手をします。

達磨祭のメイン行事である達磨忌法要を執り行います。この時は静と動が入れ替わり、導師の奉読の声だけが聞こえるのみとなります。

演武披露をします。まずは少年部からの披露です。

 

続いて一般の演武披露です。コロナ禍の中での演武は、迫力よりも節度と品格を大事にします。

 

楽しい時間は、あっという間に終わります。金剛禅の行事に参座を頂き、ありがとうございました。