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Shorinji Kempo

コロナ過の世の中でも、積極的に学んでいます

 

歩を止めてしまえばすぐに衰退してしまう、この状況でとにかく沈み込まずに浮かび上がろうと皆で頑張っている、その表れが県内で行われている認定研修会の開催数です。

 

少林寺拳法という易筋行への魅力だけではなく、金剛禅の教学を学び、身に付けた知恵で、いかにして、世の中を良くしていくために貢献していくのかを、真剣に考えてみようと静岡県教区内でとても盛んに、認定研修会が開かれています。

 

非常事態宣言中にもZoomを用いた研修会が開催され、止まることはありませんでした。「どこよりも、真剣に金剛禅の学びを大切にしている」という誇りを持って取り組んでいるのです。

 

本山のある香川県では無く、別院のある東京都でもなく、東海大教区の中心である愛知県でもない、この静岡県でこれだけの取り組みが出来ていることが、他県への手本となるのです。

自分たちで作り上げてきた取り組みだからです。

これからも、私たちが先導役になって金剛禅を盛り上げていきましょう。

 

   道院長 江間秀樹

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正しい姿勢には不思議な力が生み出せるんだよ

(この先生こんなに強く殴っているのになんともないの・・・)

今日は浜松市立北浜中学(浜北区)で授業を行ないました。

画像はそのⅠシーンですが、8時間労働を耐えていく体力があるかという質問の中で、体力には自信のない子供たちが多く、そうした中で目標を持った取り組みで体力をつけるだけでは思う成果を出すのは難しい、そんな中で鍛えるのには、長く保たせる姿勢を身に付けることが大切だということを解ってもらうために、姿勢の持つ力を実感してもらうために、思いっきりお腹を殴らせてみました。夢中になって力強く殴ったのにビクともしないでしゃべり続けているのに驚きとともに、姿勢に秘められた神秘の力に皆さんとても興味を持たれていました。

1時間半の授業と30分の質疑応答と、子供たちには長い時間だったのですがとても集中して勉強してくれていました。

授業は面白くないと聞いてもらえませんからね・・・。皆さんとてもよく聞いてくれていました。

            道院長 江間秀樹

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明日は北浜中で授業を行ないます

金剛禅では「修行の心得」という学科を学ぶのですが、これは「物事を学ぶ注意点」と言い換えた方が良いと思います。

一番大切なことは「目的意識を持つこと」ということから始まるのですが、この目的が抽象的な事項では何の成長も得られないのです。

例えば、「良い人になる」という目標を立てたとします。でも、その良い人というのは、どういうことをすれば良いのかが理解できなければ、良い目標ではないのです。手段が分かり、成長できる目標でなければ、本当の目的意識を育てることは出来ないのです。

 

工場などで必要なのは「時間当たりの生産数を伸ばす、価値に見合った品質を維持する。」このあたりのことを複合して目標として持ち、成長を目指せるようにならなければならないのです。

訓練校では、個々の職業評価をし、評価に対して、改善を続け成長できるような教育を訓練しているのです。

ただその場にいて、その時間を共有してさえすればいいという状態では、企業に努めることは難しいし、例え入社できても就労を維持していく事はさらに困難な状況となってしまうのです。

周りから「~してもらえるだろう」という福祉的な考えを職場に持ち込むことは出来ません。それを踏まえて教育をしていかなければならないのです。

目標の持たせ方、それが、教育の中で一番大切だという自覚を持った取り組みを、教育現場で生み出し、家庭で維持し支えていくことがとても大切なのです。明日はそうしたことを学んでいただこうと思います。

 

              道院長  江間秀樹

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今日は1年に一回の健康診断を受けに行ってきました

段見えている範囲でしか、ものを考えていないとほんのちっぽけな判断材料しかなく、常に不安を抱えることになります。病気ってまさにそういうものですよね。

身体は「総合的に観察したうえで、色々な部分を調べて、今の状態を把握して、対応を検討することの大切さ」というものを感じます。

「健康診断」という、ことからも、物の見方を考えてみましょう。

マクロとミクロ、両方が観察出来てこそ最善の対応を見つけ出すことが出来るのではないか、そうした目を私たちは学んでいかなければならないでしょう。

 

              道院長  江間秀樹

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改宗しないと習えないのですかという質問

今日は少林寺拳法は金剛禅という宗派に改宗しないと習えないのですかという質問を頂きましたのでお応えいたします。

他宗教を絶対に認めない宗教宗派の方には金剛禅は確かに宗教ですから嫌われております。

しかし、金剛禅では他宗教宗派を拒絶していませんので、こだわる方でなければ全然問題ありません。

元来、根本仏教は神という存在はなく法という概念に基づく法則性の摂理と一体になった哲学的要素が強いと言われた方がいますが、私も宗教性というよりは自己制御による哲学性が強い教えだと感じて取り組んでいます。是非、宗教宗派に寛容な方は学んでいただきたいと思います。

金剛禅は葬式などを重視しておりません。死後の安楽を説いた宗教宗派でもありません

生きている今現在をどう生きていこうか、そういう指針と支えを心に築きたいという方にこそ入門していただきたいです。

是非、最寄りの道院に見学にいらしてみてください。少林寺拳法の技術を皆で学びながら法を求めて楽しく練習に励んでいます。

 

    道院長 江間秀樹

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金剛禅で得たものを社会の中で活かしてみる

今度の金曜日、北浜中学校で障害を持った子供たちに向けた授業をすることが決まっているのですが、今日また新たに静岡労働局から手紙が届き、来年の1月7日(金)に焼津の藤枝特別支援学校焼津分校に行き、高等部1年在籍生徒の保護者に向けた講習会の講師の依頼が届きました。今度の対象者はお母さんたちになります。

 

このところ立て続けに「講演」の依頼が来ていますが、コロナの感染拡大の中で何も出来なかった去年が嘘のように、今年度は多くの機会を頂き、頑張らなければなりません

 

道院長や武専の教員をしていますので、人前に立ちお話をする機会は多いのですが、ここで大切なのは飾りではない、真実を伝えたうえで来る未来に向けて、家庭での努力を呼びかけ、将来に備えるいう気持ちを引き出さなければなりません。

 

「備える」と言うことの重要性を感じて頂いたうえで、「こうすればチャンスを物に出来る」という、取り組みへと導いていかなければならないのです。

 

とても大変な役目なのですが。このようなことが出来るようになったのも金剛禅のおかげなのです。

皆さんも是非、金剛禅で学んだことを社会の中で活かせる様に頑張ってみてください。

    道院長 江間秀樹

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自分たちを見つめるための様々な鏡

心は具体的に見えるものではないけど事の是々非々や心の在り方、その人の生き方は、他人との関係や自分のとった行動の結果として、様々な鏡に映り見詰めることが出来ます。

私達、金剛禅の門信徒が「我々は単なる武道やスポーツとして取り組んでいるのではなく、金剛禅の行として取り組んでいる。」と門外の方によく説明させていただくのですが、ただ外から見られているだけでは、その違いがご理解いただけないこともあるでしょう。

でも、確実にちがうのです。私たちは、常に自分を照らす鏡を持とうと努力し、学び続けていくのです。

昨日、行われた小教区の研修会の画像をよくご覧ください。一時間の講習会で聴講者のために浅井先生が用意された資料、そして、聴講者が書き込んでいるレポート。必死に教え、必死に学んでいる。その姿が画像にも表れていますよね。

 

私たちは少林寺拳法という易筋行とともに、金剛禅の教えを学び、自己確立と自他共楽を実現しようとしているのです。

私も、常に学び、常に伝えられるように努力してまいります。

ぜひ、皆さん最寄りの金剛禅の道院を訪ね、学びに来られてください。老若男女、身体の強弱を問わずに楽しく修養しています。

 

       道院長 江間秀樹

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今日は浜松渡瀬道院で西部第1小教区の本山認定研修会です

今日は、浜松渡瀬道院を会場に認定の小教区研修会を午後8時半から開始されました。

テーマはA5「道訓」の主旨について、浅井少法師が講師で行われました。

 

金剛禅の道訓には天道に裏付けられた、人道が説かれた教えであり、時と場合が変わっても人のエゴで左右されない人の道を説いた教えです。金剛禅は仏教ですが、道訓は誰にでも理解しやすい様に、東洋の思想である、道教・儒教の思想も含めて語られている教えなのです。導師として僧階編入されたばかりの皆さんが受講対象者ですが、対象外の方も多く参加され良い講習会が出来ました。

金剛禅では、少林寺拳法を易筋行として学び法の悟りを目指す身体(拳)とこのように教学を学ぶ(禅)の拳禅一如による修養が行われているのです。

単なる武道やスポーツではない、金剛禅の姿勢です。

さあ、皆さんも入門してみませんか。年齢に関係なく楽しめ、心の支えが築けますよ。

 

     道院長 江間秀樹

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「愚公、山を移す」視点や考え方を変えて取り組んでみませんか

開祖、宗道臣師家の好きだったという言葉に、「愚公、山を移す」というお話があります。

昔、昔、中国のある所に住んでいた老人が家の前にある高い山のせいで生活が不便で仕方がない。ある時、思い立ち子供や孫と山を切り崩し始めたのです。

周囲の者達はその行動を笑う人もいたのですが、おじいさんはまるで動ぜずに「私のところには子供がいる。子供は孫を作り、孫はひ孫を作りと子々孫々絶えることはない。とするならば、皆で時間をかけて切り崩せば、山はこれ以上大きくはならないのだから平らにできないわけがない。」というお話しです。

今すぐには出来なくても、考え方、見方、やり方を変えれば、不可能が可能になりえるという内容です。

自分のことだけではなく、周囲の事、将来のことまで思いやり、ことを成して行こうという思いが素晴らしいと感じました。

私たちは、今できないからと現在だけの状況で判断し、将来の人々の受ける恩恵までを考えずに、「出来ない」と答えを出してしまっていることが多いのではないでしょうか。

私は職場で障がい者たちと仕事をするようになったとき、この言葉を思い出し、色々な視点を変えた取り組み方で、戦力としての雇用を成立させたのです。

皆さんも、そう言う支えになった言葉というものがありませんか。是非聞かせてください。

     道院長 江間秀樹

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省いてはいけないルールを守らせること

悩み事と言うことでメールをいただきました。

「障害を持った方が同じ職場にいるのですがミスが多く、とにかくトラブルばかり起こしていて仕事がうまくできません。覚えた仕事を維持して行くのは難しい事なのでしょうか。」という内容のメールです。

 

答えは、難しくもあり、簡単でもあります

人って成長するというか「上達」しますよね。

上達すると感じられる部分はどういう時かを考えてください。

動きが滑らかになることで、その原因は、行動の中の無駄な部分が省かれるようになった為に行動が楽になったことによる結果という場合が多いですよね。

この時に最低限のルールとなっている確認事項であったり、規則であったり、マナーであったりを省くようになってしまうと周囲や機械が受け付けられない状況であったり、機械であればトラブルを起こして当たり前の状況を作り出してしまうのです。その方が楽だし、ほとんど上手くいくのだからという理由で自分にとって楽な行動へと変化してしまうのです。

車の運転だって、運転自体は出来ても、交通ルールを守れなくなれば、事故ばかり起きて当たり前ですよね、それと同じことなのです。

省略する姿勢が定着してしまう前に「行動を正す」監視の目がないと、このトラブルは収まりません。

いくら、親しくなっても「おはよう」とか「ありがとう」とか挨拶はしますよね。でも、それすらしなくなれば、人間関係も壊れて当たり前ですよね。そのしてはならない略し方をさせない教育がトラブルを防ぎ、正しい戦力としての教育になるのです。

是非その辺の教育体制の見直しをしてみましょう。

 

今日は「悩み」ということでメールをくださり、ありがとうございました。これからも、変わったことがあったらご連絡ください。

 

         道院長 江間秀樹

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