2024.01.28(日)
本山公認講習会にケイコさんと参加して来ました。
最初に新春法会を行い、開会式となりました。
講義や実技指導等、ケイコさんにとっては初めての講習会でしたが、楽しく1日過ごせたと言っていました。
2024.01.28(日)
本山公認講習会にケイコさんと参加して来ました。
最初に新春法会を行い、開会式となりました。
講義や実技指導等、ケイコさんにとっては初めての講習会でしたが、楽しく1日過ごせたと言っていました。
2023.12.03(日)
12月3日(日)に東京別院で行われた大導師補任講習へ行って来ました。
午前7時30分から午後3時30分の講習でしたが、緊張もありいつの間にか終わっていたという感じでした。
2023.11.19(日)
11月19日(日)に全国から女性の交流会が本山で行われ、ケイコさんと二人で参加して来ました。
前日の夕方に少しだけ観光で、丸亀城の行って来ました。
1月7日金曜日、焼津水産高校に併設されている藤枝特別支援学校焼津分校に静岡労働局の障害者就労アドバイザーとして依頼を受けて1年生の保護者に向けた、企業への就労を目指すにはどのような取り組み方を必要とするのかというお話をしてきました。
子供への指導方法の手順として少林寺拳法の教えの中にある「修行の心得」を軸にして障がい者に合わせた、高い取り組みを指導してきた経験を動画で働いている姿をご覧になられた保護者の皆さんはとても驚かれ、長い講義時間にもかかわらず、しっかりとメモを取り勉強をされていました。
子供たちに現状で一番欠けているのは8時間の労働に耐えられる体力なのですが、知的障害を持っているお子さんたちに考えられる仕事場の環境は肉体労働が主になるであろうことを考えれば、体力の無さは選択の幅を狭くしてしまうことになります。
地域内の支援センター「ボランチ」さんへの事前の聞き取りでは、家庭の支援力がなく離職したケースが多く、支援学校からご家庭への日々の教育の移行も大切な就労維持の要因になるのですが、こうしたことの必要性を事細かに説明させていただきました。
ご家庭での教育の難しいと感じられている親御さんたちに、「今日の講義の内容は少林寺拳法の指導方針であり、この学校の隣にも焼津道院という少林寺拳法を学べる道院がありますので、親子で入門してみれば指導方法も勉強になり、お子さんの体力も向上するでしょう、道院長の鈴木道院長にはお話が来たら是非、受け入れをお願いしてきましたので安心して尋ねてみてください。」と連絡先を伝えさせていただきました。
前回の講演では私のところに親子で通い始めている門下生が増えました。良い結果に結びつけばよいのですが・・・。
道院長 江間秀樹
携帯 090-3835-9109(ショートメールにてご連絡ください)
(今日はフェスティバルのアトラクションの練習です)
少林寺拳法を学んでいると「基本」の動きというものを学びますが、とても大切なのはこの基本を「基礎」と置き換えて、これからあなた方が行う目的に対しての基礎体力や基礎知識といった「根底」を支えるモノだと受け取ってほしいのです。
そして、自分の覚えた基本を絶対とは思わず、自分の力や知識を増すことが出来る様に取り組んで行って欲しいのです。
私は怪我をして以来、左手の握力がほとんどありません。計ったら6キロでした。左手のひらを床に付けると激痛が走り受け身の大車輪(側転による受け身)すらできません。でも、こうして、少林寺拳法を続けられています。
七段を受験に行ったときのことですが、障害があることを先に報告しておくと採点用紙に付箋が貼られ障害があることが記され配慮されるのですが、両手が使えないと出来ないことは多いですよね。例えば、大車輪という受け身は両手を床について側転をしてから構えに戻る形ですが、片手が使えないから大車輪が出来ませんでは、試験官は何を採点したらいいのだ「受験しに来るなよ」と思われてしまっても仕方がありません。
でも「同じようには出来ませんが」と伝えたうえで、片手で側転をして受け身をとればどうですか?審査される法形も手を添えているだけで、基本通りの使い方でなくともしっかりと技が掛けられていればどうですか?
私を採点してくださった試験官はそれらを認めたうえで「今日はとても良いものを見ることが出来ました。障害があって本来なら受験すら難しい状況であるのに、それを工夫と訓練、新しい発想で乗り越えて受験している者がいました。他の基本の技術さえどうなのかと思える受験者よりも、数拾段上の研鑽を積まなければ出来ないものを見ることが出来、喜びさえ感じている。」と皆さんの前で仰ってくださったのです。
後に、食堂で昼食をとっているところに話しかけてきてくださり、「口述試験の方はどうだった」と尋ねられたところに、口述の試験を担当してくださった先生も見えてくださり。お互いの試験時の様子を伝えあい、「素晴らしい!素晴らしい!いい経験が出来た!君の試験官が出来て良かったよ」と褒めてくださったのです。
「出来ないから・・・」と諦めてはダメです。柔軟な発想力を育て、出来るためには何が必要かを考えれば、出来ることは幾らでもあるのです。
私はこうして少林寺拳法で得た工夫や柔軟な発想を活かして仕事の中にも応用しています。勤務している会社の中で、私の働いている部署では3人の障がい者の人たちが働いていますが、他の部署の障がい者の人よりも、とても良い働きぶりで「優秀工員賞」を貰った者も育てることが出来ました。
そういう力を皆さんにも身に付けて行ってもらいたいのです。
他を否定する頑固さを捨て、自分の力や知識として取り込む力を育てていきましょう。
金剛禅の道院では、皆さんを歓迎しています。ぜひ、お気軽にご見学ください。
道院長 江間秀樹
Mail hideki362018772@gmail.com
携帯 090-3835-9109(ショートメールにてご連絡ください)
9月15日(13:20~14:30)の日程で浜松市立笠井中学校の発達支援組に通う、1~3年生と先生方合わせて40名ほどの皆さんに「将来、就職して自立するためには、今、どのような取り組み方をすれば良いのか」というテーマを頂き、静岡労働局を通した依頼で、授業を行なってきました。
授業では「自立を目指して働く力を身に付けよう 八つの取り組み」というお話をしました。
以下は内容です
➀目標や価値観を持った努力
目的意識や正しく周囲からも認められる価値観の持ち、良い仕事を多くできるようにする。
②手順をまもる
約束を守れない方の指導は困難であり「安全性・生産性・品質」が保てず、必要とされません。
③基本動作や約束の確立
約束を守らせ、怠らせない。「約束を覚えられるか」ではなく、「維持ができるのか」が最大のポイントとなります。
④理解する努力(間違いや、無駄をしない訓練)
基本をしっかりと身につけると自分のやっていることが本当に理解出来るようになります。
⑤数をかけ経験知・判断力を養う(経験したことを記憶する訓練)
「理解すること」と「出来ること」とは違います。理解不足・不慣れでは仕事に「滑らかさ」が出せません。経験を積み重ね洗練された動きの獲得、「そのタイミングでそれを行う」という訓練が重要です。
⑥片寄らない力をもつ
総合力と質の向上を図り、協調性の育成をすると他人から求められる人材になれます。
⑦体調の自己管理(安定した戦力としての最低条件)
仕事に支障を出さない社会人の基本として、正しい姿勢を身に付け、安定した戦力としての自覚を持つことが自分を護ることになります。
⑧基本を礎に進化(マンネリ化しない取り組み方)
常に「計画・実行・評価・改善」の繰り返し出来ることを増やして行く、能力を磨いていきましょう。
という八つの心得を子供たちに解りやすい様に、普段、私と一緒に働いている障がい者の動画を見せ、どんな訓練をすると出来るようになるのかを教えました。
動画や訓練の仕方、そして、挨拶がいい加減な子供たちには、「おはようございます」と言わせたときにそっぽを向き気が付かないふりをして応えず、「江間さん、おはようございます!!」と名前を付けて挨拶してごらんと教え。名前を付けることによって相手に意識させ、支援力を引き出す、挨拶の必要性を生徒たちとのやり取りでしてみせるなどの工夫をして授業をしました。
先生たちは、生徒たちがこんなに長い時間の講義に集中できていたと驚いていました。私が以前に講習会で先生方にしたアドバイスを実践されていたそうですが、なかなか生徒には伝わらなかったようで、その場で注意するのとは違い、動画で観て感じたうえで訓練してみるという今回の授業はとても勉強になったとのことです。生徒たちも大切なところはパワーポイントを写し書きながらメモを取り集中して勉強できていました。皆さん話が理解できたようで笑顔で喜んでくれていました。
皆さんは気が付きましたよね。
これは、金剛禅の「修行の心得」をもとにした内容です。
単なる学科として覚えるのではなく、教えの本当の意味を理解して、それを、世の中をよくしていくために伝えていく事が大切な布教なのですよ。少林寺拳法を修行して身に付ける行動力と併せて、他人をも支えられる知識を身に付けるように勉強してください。それが、金剛禅の目指す「拳禅一如」の姿勢です。
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