現在、見習い門下生が五人ということで、今日は少林寺拳法の拳士として心得(心掛けなければならない事)についての法話を、焼津道院の鈴木道院長から頂いた教材を使って法話をしました。
拳士としての心得は6つあります。
- 脚下照顧
「足元を照らし顧みる」ということが文字で示されていますね。簡単に考えれば靴を脱ぎ散らかさずにしっかりと整頓しなさいという意味なのですが、子供の内はその理解でも良いですが、中学生ぐらいになったら、身近なことに十分に気を付け自分のことを反省してみましょうという理解が出来るようになりたいですね。高校生を超えて社会が広くなったら、他人の理解や行動についてとやかく言おう前に、自分の姿勢がどうあるべきなのかを考えて行動しなければという理解が出来なければならないでしょう。
- 合掌礼
金剛禅は仏門ですから挨拶は合掌ですが、肘を張ったスキのない構えにもなっていますよね。相対する人と真剣に向かい合い、認め合い取り組むという心を、合掌という形であらわしているのです。
- 作務
言葉の意味は掃除や洗濯食事の支度をするということですが、単に道場の清掃や整理整頓をするというだけの意味ではなく、そうした行為の中から身を清め取り組む姿勢の中から、自分にまとわりついた塵を払い、垢を除き、悟りを開いていこうという姿勢を持てということなのです。
- 服装
清潔でしっかりとした身なりを整え、金剛禅門信徒の自覚と品位を保って正しい取り組み方をしていきましょうということです。
- 態度
人に接するときの姿勢は、請願で唱えているように、教えを疎かにせず、教えに背かず、長上を敬い、後輩を侮らず、個人的な違い・個性を認めた上で同志として親しみ合い、助け合い、力を合わせて社会の改善のために尽くすこと、過去の知識や体験にとらわれず、純真無垢で真剣な心で修行に励み、前を向いて歩まなければなりません。世のため、人の為に修行するのです。先ず、教えを授けてくれる人の目を見て話を聞く姿勢を持ちましょう。
- 言葉
他人と話すときには丁寧で敬意を持った正しい言葉づかいが出来なければいけません。感情に任せた言葉では相手に受け入れられないのです。「和顔愛語」という言葉があります。笑顔で相手に思いやりの心を持って話すように心がけましょう。
みんな副読本とノートを持って参座してくださいね。法話に興味のある方はメールを頂ければ、スケジュールを返信いたします。ZOOMの環境が必要です。他道院の方も歓迎いたします。
道院長 江間秀樹
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