「少林寺拳法は宗教なのですか?」という質問を受けました。
答えは、少林寺拳法自体は宗教ではありませんが、金剛禅は釈尊を始祖とし、達磨大師を祖師として本尊にしている仏門の宗教です。
金剛禅における、少林寺拳法は易筋行という、自己確立と自他共楽を目指した修養の手段として行われているのです。
これに対して、学校や企業のクラブで行っている少林寺拳法には宗教性はなく、純然たる武道として学ばれているのです。
易筋行としての取り組みと、武道としての取り組みの違いは、同じ少林寺拳法を学んでいても目的が違うのですから効果も違います。
金剛禅では自己の支えを築くための行として取り組んでいますので、道院での修養は、単に体力の強さを鍛えるための行いではなく、同志として助け合いながら、各々が自己を鍛えて自信と勇気と行動力を鍛え、正義感と慈悲心を身に付けていくというものなのです。
別段、違う技術というわけではありませんが、クラブでは高い精神力を求めるということはありませんので、法話を聞いたり、法座を組んで話し合ったりという機会はありませんので、ご承知おきください。
少林寺拳法をクラブ活動で行っていたことがあるという皆さんも多いと思いますが、是非、道院で少林寺拳法を学びなおしてみませんか。学んでいて見えてくるもの、得られるものは違いますよ。
私も、高校のクラブとして始め、大学のクラブも経験し、社会人になってからは金剛禅の道院に転籍し学んだ者の一人です。学生時代に経験した少林寺拳法をすべてだと思ってはいけません。ぜひ、もっと奥の深い少林寺拳法を学んでみませんか。
道院ではクラブでの経験者の皆さんの少林寺拳法への復帰もお待ちしています。
道院長 江間秀樹
Mail hideki362018772@gmail.com
携帯 090-3835-9109(ショートメールにてご連絡ください)