『最小限の動きで、最大限の成果を引き出す』理を生み出す

質問へのお答え (その2)

『障がい者にも生産性を求めるのですか?』

 

少林寺拳法を学ぶと最小限の力で、最大限の成果を引き出すことを学びます。老人でも女性や子供でも相手を効果的に倒す技術、それが「当身の五要素」です。

障がい者スタッフにしっかりとした成果を出してもらい、雇用を守っていくためには、周囲の負担にならない「戦力としての力」が重要になってきます。

それには、生産性を高めた手順を生み出し、動きを維持し、洗練させるための工夫が必要です。ユニバーサルデザイン化もその一つですが、工夫だけでは「安全性・品質・生産性」の三条件を満たし、維持していく事は出来ません。少林寺拳法の当身の五要素のように、絶大な効果が必要なのです。その工夫を身に付けるために必要な条件として、手順を維持できる姿勢が身についていなければなりません。

 

『   ②手順をまもる

          約束を守れない方の指導は困難であり「安全性・生産性・品質」が保てず、必要とされません。』

 

とは、障害を持っていても戦力として「安全性・品質・生産性」を高く保つことが出来なければ、生産の現場では何もさせることは出来ないということです。企業にはPL法(製造物責任法)、各法律への対応が求められるからです。

しかし、働きやすく、理解しやすいい環境(ユニバーサルデザイン)と教育を工夫することで、戦力として育成していく事は可能なのです。

これが出来きる企業では、法定雇用率を超えて障がい者雇用を伸ばしていく事が出来るのです。

 

「手順を守る」ことは、それを可能にするために必要な絶対条件です。障がい者にとって、学校教育期間中に身に付け、卒業後は家庭で維持していなければならない重要な事項なのです。

 

しかし、訓練教育以外では、なかなか、この教育は難しく、未成熟なままの企業への丸投げは、障がい者雇用を困難なものにしてしまっているのです。学校教育で身に付けたことを、本人や家庭に生涯かかわっていける中で指導を受け続けられる、環境が必要なのです。

金剛禅の道院で、親子で少林寺拳法を学ぶことも選択の一つとして考慮されてはいかがでしょうか

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