八つの教えを手段として工夫してみてください

今日は授業への質問のお応え 8回目(最終)です。

『 ⑧基本を礎に進化(マンネリ化しない取り組み方)

 

常に「計画・実行・評価・改善」の繰り返し出来ることを増やして行く、

能力を磨いていきましょう。                     』

についての

「出来ることを維持していく事も難しいのに、増やしていけるのでしょうか。」

という質問をいただきましたね。

 

だからこそ、「目標・順序・基本・理・経験・バランス・管理」というこれまでご説明した内容を工夫頂き、常に一歩上の段階に上げていく「計画・実行・評価・改善」の繰り返していくという八つ目のこの項目が必要となってくるのです。

企業の工夫さえあれば、毎日を何もせずにいても急にパッと何かが出来るようになるというものではありません、努力の積み重ねで人は力を得ることが出来るのです。その力が自分の未来を明るくしていくのです。

 

金剛禅は、「己こそ己の寄るべ、己を措きて誰に寄るべぞ、良く整えし己こそ、まこと得がたき寄るべなり、自ら悪をなさば自ら汚れ、自ら悪をなさざれば自らが浄し、浄きも浄からざるも自らのことなり、他の者によりて浄むることを得ず。」という根本仏教の法句経を重んじ、自立を重んじた「自己確立」と助け合う「自他共楽」を説いた教えです。

主行である少林寺拳法は、六百数十ある技術を昇級・昇段しながら学び取って行くうちに、別々の技術に共通点を見出し、合理的な対応(理)に気が付き上達が図れるという修養体系をとっています。そして、法を探求する姿勢を持つようになるのです。そして、それとは別に学科として編集された「教え」の数々を学び、肉体面の充実と同時に精神面の向上を促し、自信・勇気・行動力・正義感・慈悲心を向上させる姿勢が持てるように、精神を導いていく二つの入り口を持った、「拳禅一如」「宗門の行」となっているのです。

 

誰も頼りとせず、何の手段も持たず限界になる前に、是非、金剛禅の道院を見に来てみてください。仲間を持てれば・・・変われます。皆さんをお待ちしています。

 

                               道院長 江間秀樹

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