僕が今度の昇級試験の練習を、道院長に付けてもらったときの話です。
天地拳第一系の5番目の動作で「同時受け」という部分が出来ていないと指導してもらった時の説明です。
相対で行なう練習に説きに、相手の中段への突きをこの動作で受けるのですが、道院長から同時受けの内受けの部分の動作が無くなってしまっていると指摘を受けました。
中段への突きを受けるのですから、上段部分の内受けはしなくても受けられるのに、しっかりと受けられる動作を身に付ける様にと次の法話をしてくれました。
「なあ、蒼唯。この動作を相対で練習すると、相手は中段を突いて来ることが決まっているから内受けを忘れがちになるよな。でもな、少林寺拳法では両方の受けを同時に行なう同時受けを行うように教えている。
相手が万が一に上段を突いて来た時にも、同じ動作で受けられるんだよ。決まったものだけ、来るものだけに慣らされて、省くようになってしまうと、違った行動が急に来ると対応できなくなってしまうだろ。」
「万が一に備えるということをこの受けに学んでいるんだぞ」
「例えば、地震が来るか来ないかわからないからと、訓練したり、避難場所を用意していなかったら、助けられる命も助けられなくなるだろ。準備して備えて訓練もしているから被害を最小限に抑えることが出来る。そう思わないか。碧は「来るかもしれないものに備える」のと「来てから考えて対処する」のとどちらが生き残れると思う。
「備えることです。」
「それが分かったら、しっかりと備えるという教えを実践していこうな」
「予測して、備えるという力は、自分だけでなく、周囲の人を救う力にもなるから、しっかりと身に付けていこうな。」と学びました。
金剛禅では少林寺拳法の練習を通して色々なことを教えてくれます。みんなも一緒にやってみませんか。ぼくは、強くなって周りの人を守れるような人がんになりたいです。
蒼唯
道院長連絡先
Mail hideki362018772@gmail.com
携帯 090-3835-9109(ショートメールにてご連絡ください)