今日はメールを頂きましたのでお応えしていきます
「授業を学校に呼ばれて行うときに障害を持った生徒さんたちに理解できるようにお話しするのはとても難しいのではないのですか・・・どうされているのでしょうか。」というご質問です。
そうですね、知的障害を持っている生徒さんたちに理解できるお話をするというのは、とても難しいことですし、普通、集中力を持たせることすら難しいと思います。
でも、前回、笠井中学校で行った授業でも一時間半もの長い授業だったのに、集中して授業を受けてくれていました。
お礼文にも、それぞれの子供が少しずつ違った部分が特に印象に残ったと書いてある部分に違いがあるのです。
私は、私がだれでというお話はほとんどせずに、いつも本題からズバリと講義を始め、すぐに動画を見せて、生徒さんたちに観察させるのです。そして、生徒さんたちから感想を聞きます。一方的に授業をするのではなく、意見や感想を話し合いながら授業を進めていくので集中力は維持しやすいのです。
ポイントとなる事項を後で思い出せるように、パワーポイントの画像を使って、簡単な文章をノートに書き取りさせて、書き取った者から手を上げさせ、みんなが書き取るのを待ちます。そして、もう一度意見を求めながら話し合う、あっという間に時間は過ぎていきます。
様は一方的ではないのです。理解できるようにどう工夫するのか、相手の能力を見ながら言葉で仕掛けをしていくのです。だから、理解でき、楽しい時間を共有できるようになるのです。
私の学んだ金剛禅の会話の基本は「面授面受」(めんじゅめんじゅ)という基本姿勢なのです。ぜひ、皆さんも身に付けてみませんか。
金剛禅の道院は、少林寺拳法を覚えるだけの教室ではありません。皆さんに指導力を植え付け、良い世の中を作り出す原動力となって行って頂きたいのです。
是非、最寄りの道院に見学にお越しください。
道院長 江間秀樹
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