自分の事だけではなく、せめて半分は他人の幸せを考える

きょうは開祖の言葉を考えるシリーズです。

 

「・・・己と他との関係、我も存在するが我以外の、自分とは様々に違った他も存在するという、このわかりきったようですぐ忘れてしまう人間社会の事実を認識していく。しかも自他共楽の存在・関係を認識する中で、自分の事だけでなく、せめて半分は他人の気持ちやら幸せを考えられる人間に自らを変えていく。これが私たちの生き方だし私との出会いが、そうした自己変革への一つの契機になってくれればいいということです。」

                                      1973年10月 全国指導者講習会

 

自分が「ほどこす」という立場でも、「ほどこされる」という立場でもなく、提供し合い共存共栄をしていかないと、自分の大切な家族を守ることが出来ないという事実を皆さんは知っていますか?

献血の呼びかけをしていると、了解してくださる方が非常に少ないのですが、断ってくる人の理由に多いのが、「万が一、身内が病気で血液が必要な時には自分たち家族で助け合えばいいのだから献血など必要ない。」と言われる方が非常に多いのです。

こういうことを言われる方には「輸血後GVHD」という症状を説明し、直系の近親者の輸血がいかに危険であり、この症状になってしまうとほぼすべての患者が死に至ることを知って頂くのです。

詳しくは下記のURLをご覧ください。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BC%B8%E8%A1%80%E5%BE%8C%E7%A7%BB%E6%A4%8D%E7%89%87%E5%AF%BE%E5%AE%BF%E4%B8%BB%E7%97%85

つまり、あなたの大切な家族が病気や事故による怪我で血液が必要になったときに必要になるのは、他人から提供された血液なのです。

あなたのような理由で献血を誰もが断っていたら誰も助けることは出来なくなってしまうのです。

そういう説明をしていると、「そうか、そうだったんだ。さっき説明をしてくれてから気になって検索してみたよ。本当だった。自分の無知と了見の狭さを思い知ったよ。ずっと活動を見せてもらっていたけど、ボランティアだったなんて信じられない、あなた方の必死な活動に心が打たれたよ、献血したいから説明してください。」という人がとても多いのです。

誰でも恐怖心は持っていますが、善意も持っているのです。

善意を引き出すためには、正確な情報を説明したうえで、私たちの呼びかける姿勢で判断していただくしかないのです。

今日、用いた画像は台風の中で活動していた時のものです。

カッパを着てもずぶぬれになりながらも、必死に呼びかけていると、車の窓をわざわざ開けて、「今行くよ兄ちゃん、頑張って!!」と声をかけてくれる方たちがいるのです。

必死の姿勢だから、条件の悪さを超えて善意を献血という形にして支えてくださる方たちがいるのです。

私は、金剛禅で得た体力や意思をこうしたことに使っていきたいのです。

是非、金剛禅の道院にいらしてください。

Mail hideki362018772@gmail.com

携帯 090-3835-9109

(皆さんからの質問やご意見をお願いいたします。)

 

いいね!>> いいね! 14人