「ただの拳法屋になるな」という開祖の遺志だから | 引佐道院

「ただの拳法屋になるな」という開祖の遺志だから

今日は質問メールを頂きましたのでお答えすると同時に

開祖の言葉を考える その② です。

 

「先生に興味を持ちネットで『江間秀樹』と検索したところ、少林寺拳法以外にも障がい者支援や献血推進と色々なことをされているようですね。別々の方と思いきや画像で観ると同一人物だと分かりました。どうしてそのようにいろいろなことに取り組めるのですか?」というご質問ですが、

 

答えはすべての根っこが「金剛禅への信仰」に根差した取り組みだからです。

 

金剛禅開祖 宗道臣は遷化された年(1980年1月鏡開き式・年頭あいさつ)において

 

「私はよく指導者、指導者という。いつ何が起きるかわからんが、そんな時、何とかできる、慌てずにそれを切り開ける、これがリーダーだと思う。

…どうか『突け、蹴れ、お前は足が三寸高くなった、えらいやっちゃ』なんて、そんなくだらない指導者になるな。もっと立派な社会人として役に立つような指導者を少林寺拳法は育てたい。」

という呼びかけをされていました。これは私達、門下にとって遺言ともいえる言葉なのです。

 

開祖は常々我々に、自信や勇気や行動力、正義感と慈悲心を身に着けた人材の育成こそ我々のなすべきことであり、ただの拳法屋になるなと説かれていたのです。

 

金剛禅を信仰する私にとっての人生の課題は、習ったこと学んだことを社会のための運動として役立てることです。

 

障がい者の就労を手助けするのに、また、患者さんたちに血液を送り続けるために、これらの必要性を感じる機会に人生の中で恵まれました。そして、そうした目的を共有できる、人材を育成するためにも少林寺拳法を指導しながら金剛禅を説いているのです。

 

開祖は

「愛だけでは世の中は決してよくなりません、自分を捨ててでも正しいものを助けるという力を養うことが大切なのです。…
少林寺拳法の拳士は一人残らず正義の勇者であれ!! 」(1972年鏡開き式 より) 

という言葉も遺されています。

 

是非、金剛禅を一緒に学んでみませんか。共に学べる機会を楽しみにしています。

(メールでのご意見ご感想ご質問ありがとうございます。)

Mail  hideki362018772@gmail.com

 

 

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