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祝・静岡沼上道院 道院開き式

2023年8月5日(土)

祝・静岡沼上道院 道院開き式

清水袖師道院の道院長平井富士雄は、静岡中部小教区の小教区長である。静岡中部小教区とは静岡県中部地域の道院の小さな集合体である。今回は静岡沼上道院の「道院開き式」の協力を静岡中部小教区で行った。武衛篤道院長の、新道院開設という熱い思いが「金剛禅総本山少林寺静岡沼上道院」という場所を作り、静岡中部小教区の道院長が協力して、「道院開き式」にこぎ着けた。武衛道院長の厳かな「教典唱和」の後、齊藤政実教区長が大沢隆管長から送られてきた運営許可証を授与し、続けて管長祝辞を代読した。それに答える形で武衛篤道院長が、ここまでの歩みと、これから金剛禅運動に邁進するとの熱い決意表明をした。親道院長である洞口均道院長の挨拶の後、メッセージ及び祝電披露がされた。来賓挨拶として、静岡県少林寺拳法連盟・林芳久仁、教区長・齊藤政実、小教区長・平井富士雄の挨拶のあと、小教区の参加道院長より、それぞれ激励の挨拶があった。また、門下生より「道院長に期待する事」という内容の挨拶があった。私達、古参の道院長も新しい息吹に触れ、新たにスタートする気持ちを共有した。道院長同士が深く関わり合いながら、それぞれがより良く変化していく確認をした。また、小さな理想境となる道院を育て、増やしていく事を誓った。

静岡市少林寺拳法協会の小泉理事長はこの日は三重教区講習会の出張でやむなく欠席となりましたが、生花でお祝いしていただいた。

静岡沼上道院の武井篤道院長の主座で厳かに教典唱和をした。

金剛禅総本山少林寺・大澤隆館長の代理で齊藤政実教区長が運営許可証を授与した。

続けて大沢管長の祝辞文を代行で読み上げた。

祝辞文を受けて、武衛道院長は、ここに来るまでのいきさつと金剛禅運動に邁進する事を決意表明された。

親道院長の洞口道院長から見た経緯を語り、激励された。

静岡県少林寺拳法連盟の林芳久仁会長も駆けつけてくれ、道院開きは貴重な体験をしたと喜ばれ、静岡沼上道院への期待を話された。儀式なので会長も緑の輪袈裟を着用されている。

齊藤教区長は道院を増やすことの大切さと、道院発展をさせる大切さの話をされた。また、横のつながりの大切さを語った。

平井富士雄小教区長は道院が小さな理想境なので、そこから金剛禅運動を展開する話をされた。

宮崎道院長はともに修行していく仲間としてよろしくと挨拶された。

高橋道院長は静岡沼上道院という名前に武衛道院長がこだわりを持っていたと小話をされた。

山田道院長は、仕事が忙しいのだが、努力をした上で運も味方したと出席できた経緯を話された。

門下生からはコーチングで学んだ事と同じ指導法をしてくれるので期待していると話された。

高橋道院長の奥様からは、うまくいかない時でも落ち込まないことが大切と話をされた。

いよいよ静岡沼上道院スタートである。道院の横のつながりを象徴できる「道院開き」であった。(平井)

2023年度 静岡県大会

2023年7月16日、静岡県大会がエコパアリーナにて、静岡県少林寺拳法連盟主催で開催された。

財団法人少林寺拳法連盟の個人会員として清水袖師道院拳友会の拳士が参加した。

修行形態の一つとして大会を通じて人として成長を目指しました。

当日は快晴、朝7時より、会場準備係として清水袖師道院拳友会の一般拳士が協力しました。

来年の全国大会のプレ大会として広いエコパアリーナを会場としました。

加藤冴恵拳士、加藤陽道拳士は小学生Aの部で大会デビューです。

飯妻航希拳士、長谷川敬祐拳士は、一般男子初弐段の部参加です。

中山真珠県会議員も来賓として来場され、最後まで大会にお付き合いいただきました。

吉田渉悟拳士、鈴木貫太拳士の奨学生Aの部にて稽古の成果を発表しました。

髙木蘭丸拳士、望月海翔拳士も小学生Aの部にて、日常の稽古の成果を発表しました。

昼休みにはメイン看板の前で、参加拳士集合の記念写真です。

吉田光代拳士は野田明伸拳士と演武を組み、大会デビューです。

小峰悟拳士、望月翔太拳士は男子五段以上の部で発表しました。

実行委員、選手、審判、記録ありがとうございました。また、温かい目で拳士の成長を見守って

頂いている保護者の皆様にお礼申し上げます。平井

 

 

 

絵本の読み聞せ「早太郎」

6月16日(金)望月翔太副道院長が絵本の読み聞せをしました。

信州駒ヶ根の昔話「早太郎」です。

少林寺拳法の稽古では、すべてが合掌礼から始まります。お互いに大切な人格を持っていて互いに学ぶ姿勢の表れです。

今から700年前の昔の事、山犬が、一匹の子犬を信濃の光前寺においていきました。

何年かたったある日の事,遠州見附から来た一実坊という旅のお坊さんが人身御供の大ヒヒの退治を山犬の早太郎に頼みに来ました。

早太郎は見事に大ヒヒの退治に成功するのです。しかし傷ついた体で光前寺までたどり着いた所で、亡くなってしまったというお話です。聞いている拳士もお話と一緒に一喜一憂しました。

戦いの場面では子供たちは身を乗り出して、お話の中に入ってきます。

副道院長は、信州の光前寺と遠州府中の見附天満宮の位置も教えてくれました。地図を見るといかに早太郎が傷ついた体で長い道のりを帰って行ったのか解ります。

さらに磐田では「しっぺい」というキャラクターになっていることや、浜松市に本店を構える「麵屋はやたろう」という信州ラーメン店の店名にもなっていることも紹介してくれました。

最後は自分の家で飼っていた犬が早太郎そっくりだということも写真で紹介してくれました。時間にすると20分の副道院長のお話ですが、ためになる楽しいメッセージが詰まっていました。ありがとうございました。(平井)

2023.5.10.清水袖師道院 開祖忌法要

令和5年5月10日、清水袖師道院・清水中部道院合同の開祖忌法要を執り行った。

開祖宗道臣は1980年(昭和55年)5月12日に逝去され44回忌となる。

野田明伸少導師の開式の辞のあと導師献香、まずは清水袖師道院代表道院長、平井富士雄少法師が行った。

続いて清水袖師道院小峰悟中導師が献香をした。

続いて清水中部道院山田恵修大導師が献香をした。

清水袖師道院副道院長望月翔太権中導師が、教典を香で浄め唱和を行った。

僧階補任をされている拳士は輪袈裟・絡子を、僧階補任前の拳士は緑の輪袈裟を付けて儀式に臨んでいる。

門信徒献香では各自1回、拝まずに全員が献香を行った。写真は吉田光代拳士。清水中部副道院長望月満権中導師は進行補助を行った。

5月入門のまだ道衣が届いていない拳士も緑の輪袈裟を着用し、しっかり献香をした。

しっかりとした合掌礼が出来ています。

導師法話は清水袖師道院代表道院長平井富士雄少法師が、開祖の少年期から、金剛禅総本山少林寺を設立するまでの解説をした。

開祖宗道臣師家と共に宗由貴第2世師、宗昂馬第3世師家を額装の上、飾った。

奉納演武、まずは望月海翔拳士、鈴木貫太拳士の組演武。カメラで記録しているのは望月翔太副道院長である。

続いて吉田渉悟拳士、髙木蘭丸拳士の組演武である。

奉納演武の締めは小峰悟参与道院長、望月翔太副道院長の錫杖の研究演武。

開祖忌法要終了後、全員で記念写真。おごそかで開祖宗道臣を偲ぶ価値のある時間だった。(平井)

清水中部道院宗道臣デーに参加させて頂きました

2023年5月4日、清水中部道院宗道臣デーに参加させていただきました。清水区立花にある万葉歌碑の周囲を地元地域の方々と一緒に清掃させて頂きました。

万葉歌碑は日本全国に2000基ほどあるそうです。立花の歌碑は、国の守りのために、遠く九州に向かう若者が故郷に残した父をおもって詠んだ歌が刻まれています。

「たちばなのみおりの里に父をおきて 道のながては行きかてぬかも」(丈部足麻呂)

 

拳士は道衣姿で雑草を取り除いています。天気も良く、汗をかきながら作業に励みました。

 

清水中部道院山田道院長と記念撮影。好天の中、清々しい時間を過ごすことができました。お誘い頂きましてありがとうございました。

UNITY武専 東京地区

4月30日(日)エスフォルタリアリーナ八王子で行われた東京武専に

清水袖師道院 道院長 平井富士雄 が出張教員として派遣された。

4月30日(日)エスフォルタアリーナの正面玄関、平林先生に撮影していただいた。

先ずは「鎮魂行」。鎮魂行の主座を務めた。おごそかな雰囲気であった。

「開校式」で代表理事代理を務め、オリエンテーションの後、「基本実技」を行った。内容は義和拳第1~2系単独法形の注意点、運歩法、受身、体捌、体構えである。終了後、質問にくる拳士がいて熱心さが伝わってくる。

「講義Ⅰ」では「自己確立が出来て初めて自他共楽に至る」を講義した。「強さとは何か」の本を半数以上の拳士が持参していて学ぶ意識の高さが解かる。

「実技Ⅰ」では指導者コース60歳未満を前田保男先生と共に担当した。研究テーマは「心身改造に向けた人づくり」また、修練と金剛禅の教義との関係、金剛禅の思想の実践研究である。実践的な剛法と吸収の技術の修錬を通じて研究した。

「講義Ⅱ」は資格別講義で、指導者養成講座①「教区活動を学ぶ」の講義をした。静岡県で、副教区長と小教区長としての活動をしているので、実体験を講義に入れた。

「実技Ⅱ」も実技Ⅰの続きのテーマだったが、「時間をかけて身に付けて帰りたい」との要求があり、比較的間違いやすい法形の修練を行った。お互いに教え合い学び合い向上する小さな理想境がここに現れていた。

楽しい東京武専もあっというまに過ぎて、終了の対面礼となる。「武専は各都道府県にあり、全国で汗を流している仲間がいるので、共に盛り上げていきましょう」と講評し終了した。(平井富士雄)

布教演習(阿羅漢行)4 法話演習

僧階 法話演習 B3 日本の宗教の特色

2月17日(金)一般を対象に中導師への布教演習として望月翔太副道院長が

履修科目より、B3 日本の宗教の特色を選び法話を行った。

序論では、「日本人は無宗教か」をテーマに資料を元に話された。

日本人はアニミズム、祖先崇拝の割合が多いが、一神教、悟りの宗教の割合が少ないとの説明があった。

講義の後の討論の時間では各自が思っていること、感じたことを述べた。

討議の中で日本は神道と仏教が結びつき、江戸時代には寺が独特の特徴を持つに至った話が出た。

僧階保持者が多い為、有意義な討論となった。金剛禅は指導者育成機関なので、幹部には定期的に法話をしていただく時間を設けていく。正信を広げていく為には広く深い学習が必要である。(平井)

2023.1.20.学科学習(自己確立・自他共楽)

2023年1月20日(金)望月翔太副道院長による学科指導が行われました。最初は少年部読本を拳士が順番に読みました。

続いて望月翔太副道院長が、本当の強さとは何かについて解説をしました。

そして自己確立・自他共楽について各自で事例に習って書き込みました。

書き込んだ後、3人の拳士に発表をして貰いました。自己確立・自他共楽が自分の事として考える楽しい学科でした。

2022年度清水袖師道院達磨祭

2022年10月7日、清水袖師道院にて達磨祭を執り行いました。

達磨祭とは達磨の遺徳に触れ、インドと中国の架け橋となった達磨の様に道院の中で交流によって法縁を育む金剛禅の行事です。

 

清水袖師道院参与道院長小峰悟中導師による法話です。面壁九年や七転八起の教えを織り交ぜながら、達磨大師の行法についてなるべく少年部や保護者の皆様にも理解できる様に説明しました。

 

 

平井富士雄少法師による体験入門です。インド人と中国人が楽しみながら修行する白衣殿の壁画の様に、皆楽しみながら輪になって基本を行っています。

 

参加者皆で帯相撲です。老若男女関係無く楽しんでいます。

  

 

達磨にちなんでダルマ落とし。上手に落とせるかな?

 

達磨クイズ。達磨が中国に伝えたのは拳と禅?それともカレーとラーメン?

 

楽しいクイズが終わったら厳粛に儀式を執り行います。

清水袖師道院道院長平井富士雄少法師、清水中部道院道院長山田恵修大導師、清水袖師道院参与道院長小峰悟による導師献香を行い、次に祭祀奉読を行いました。先ほどの空気とは打って変わり、厳かな雰囲気のなかで儀式が進行していきます。

 

稲葉寛之静岡市議会議員もお招きし、最初から最後まで達磨祭にご参加頂きました。最後にはご挨拶を賜りました。

 

一般部と少年部の奉納演武が終わったら参加者全員で記念撮影。ご参加頂きました皆様お忙しい中有難うございました。全員が楽しい時間を共有出来た達磨祭でした。

2022年1月16日静岡中部小教区研修会

2022年1月16日、静岡登呂道院において、静岡中部小教区研修会を開催しました。まずは、鎮魂行を行い、研修に向けて気持ちを集中させます。

講師は静岡登呂道院、高橋大導師が務めました。今回のテーマは「少林寺拳法の修練はなぜ金剛禅の修行たり得るのか」です。初めに、「技だけを修行したいというのは、木を見て森を見ないこと」という開祖の言葉を引用し、原点は「人づくりによる国造り」という目的であると確認しました。「木を見て森を見ず」という点について、高橋先生自作の分かりやすい絵を使って解説をしていただきました。

 

行という字が「力のある人が力のない人を背負って向かい合う姿」であるという点についても、分かりやすい絵を使って解説していただきました。行にはお互い助け合いながら生きるという意味があり、そのため、少林寺拳法の修練は組手が主体となっている、ということを学びました。

 

高橋大導師の講義の後は、討議・要点整理の時間です。受講者ひとりひとりが、忌憚のない意見を述べました。

 

最後に、レポート対象者(権中導師)がレポートを作成して研修会は終了です。研修会の後も、お茶やおしるこをいただきながら、昔の写真や、高橋先生が創作された絵本などを見せていただき、つかの間の楽しいひと時を過ごしました。