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関連団体での活動報告
Shorinji Kempo

2023年度少林寺拳法世界大会

2023年10月7日、8日日本武道館で行われた少林寺拳法世界大会清水袖師道院拳友会より

幹部4人で、演武と運営の視察をしてきました。

この大会は少林寺拳法世界連合と一般財団法人少林寺拳法連盟が主催、主管は東京都連です。

10月7日、朝8時15分日本武道館の駐車場に着きました。宗昂馬大会長は報知新聞に、「こんな時代に世界大会を開催することができてとても平和な気持ちです。コロナとの闘いを乗り越え、国と国ではなく、民間交流で平和に貢献できるよう行動していきたい」と話されました。

宗昂馬大会長の7日の挨拶です。この大会が開催されたことをとても喜んでおられました。8日の大会長挨拶は日本語と英語で交互に語られました。

会場に入り、日本連盟の予選が始まりました。私たちの席は、真南の席です。会場が一望できる席です。全国から選ばれた演武を見て、構成の工夫や残心、冴えのある動きなど参考になる事ばかりです。

日本連盟の予選の後は11か国による演武披露です。写真はインドネシア連盟です。合わせが難しい天地拳第6系を見事に合わせています。

2日目の10月8日の朝、田安門の北側の高麗門の中に日本武道館の金色に輝く宝珠が見えます。

田安門の櫓門です。この門は1636年に作られた門だという事です。、1961年に旧江戸城の史跡として国の重要文化財に指定されています。

41カ国の国旗入場です。ウクライナは参加は無理だったのですが、国旗は入場を果たしました。

宗昂馬大会長は、7日も8日も精力的に会場内で世界の拳士と交流をしていました。

どの部門の拳士も、ここまできた自信と誇りを持っての見事な演武ばかりです。

静岡県の松谷咲歩拳士が最優秀賞を取り、表彰されました。おめでとうございます。

大会後、神田祭の神輿が披露されました。海外拳士との交流と伝統芸能との調和が見事です。

2日間の大会もあっという間に終了し、秋の夜長で武道館の屋根のライトアップの中、様々な交流をして、いろいろな事を学び、静岡に帰郷しました。(平井)

 

令和5年度静岡県(藤枝市)地域社会少林寺拳法指導者研修会

令和5年度静岡県(藤枝市)

地域社会少林寺拳法指導者研修会

期間:令和5年9月23日(土)~9月24日(日) 会場:静岡県武道館

主催:公益財団法人日本武道館、全国都道府県立武道館協議会、

一般財団法人少林寺拳法連盟、公益財団法人静岡県スポーツ協会静岡県武道館

 

 上記の研修会に、清水袖師道院から7名の拳士が参加しました。

 二日間に渡り、派遣講師の 髙坂 正治 先生、谷 聡士 先生及び地元講師の 齊藤 政実 先生、福田 有希 先生からご指導いただき、大変多くのことを学びました。

 静岡県中から集まった同志たちと、共に技術を研鑚し、親しみ合い、楽しみながら技術を向上させ、指導をする際の「引き出し」も大幅に増やすことができたかと思います。

 長いようであっという間の、とても濃厚な二日間でした。

 

 

 

 上の写真は、谷 先生にご教授いただいた、送小手のコツを実践しているところです。とても盛り上がっていました。

 谷 先生は人体をだるま落としにたとえて、上半身と下半身を乖離させることで相手を崩すというご説明をされました。とても分かりやすいと思うので、今後使わせていただきたいところです。

 

 

 

 髙坂 先生には、色々な楽しい修練の仕方をご教授いただきました。上の写真は、逆合掌のように組んで、お互いに蹴りを行う修練方法のひとつです。同時に、足刀蹴を行っています。

 このような、道院への「おみやげ」が、本研修を通して多く得られました。

 

 

 

 休み時間には、それぞれが得た学びを仲間と共有します。熱心に技を掛け合っている姿は、本当に楽しそうです。

 いいことを教わった。自分のものにしたい。そして、他人に伝えたい。

 自己確立・自他共楽の心がそこにあります。

 

 

 合掌 講師の先生方、参加された皆様、ありがとうございました。

 カメラを構えて、本研修会の様々な場面を見て回りましたが、どこを切り取ってもとにかく楽しそうで、素晴らしい研修会だったと思います。まさしく、この二日間はひとつの理想境だったのではないでしょうか。

 明日からも、協力一致して、理想境建設に邁進していきましょう。(望月) 

 

 

 

UNITY武専 大阪地区

9月18日(月)UNITY武専 大阪地区に武専教師として

清水袖師道院 平井富士雄が派遣された。

東京に続き都会の武専である。場所は「吹田市立武道館 洗心館」。

武専は少林寺グループにおける指導者育成の中心的役割を担う機関である。

天気は快晴、秋晴れである。指導者自らが不断の探求と研鑽に努め、正しい教えと技法の指導を通じて、少林寺拳法のより深い理解と習得を受講者にもたらし、この道への関心を高める。

より楽しく充実した武専にするため、全国の武専では指導員が朝のミーティングをする。佐々木先生が朝から和やかな雰囲気を醸し出してくれている。

朝の挨拶である。受講者に緊張と期待を与えられる挨拶が求められる。明るくてきれいな武道館である。受講生の顔も希望に輝いている。

全体講義は「金剛禅の主張と願い」である。開祖宗道臣の前半生を通じて金剛禅開基までの動機と場面場面の開祖の気づきの確認と金剛禅が進むべき方向の再確認である。

基本実技(全体基本)は蹴上・蹴込、中段への突き蹴り、中段攻撃に対する防技、竜王拳第1系である。指導員はやって見せ、実際の動きとポイントを視覚と魂で講義する。

お昼のお弁当の時間は、とても楽しみな時間である。美味しいものを食べられる事は、喜びがあり、体が育まれ、楽しい会話がある。食事は人にとって大切な理想境のひとつである。

午後の実技が始まった。少林寺拳法は解説は和やかだが、掛けられると痛い。しかし、武専受講者は痛い中から技のコツを学び取っていく。

剛法も柔法も指導者のヒントに対して、掛けられる方が、掛けてる拳士に教えていくシステムが出来上がっている。相手は倒す敵ではなく、お互いに人として向上するための仲間なのである。

少林寺拳法は「守・破・離」の順序で学ぶ。指導者の掛手や力の抜き方、呼吸法など、まずなそのまま真似ていく。真剣に真似るのが技の上達の近道である。

 

大阪武専の皆様、ありがとうございました。平井富士雄

 

 

 

令和5年度第17回しずおかスポーツフェスティバル少林寺拳法中部地域大会

令和5年度第17回しずおかスポーツフェスティバル

少林寺拳法中部地域大会

2023年9月10日 於:静岡市南部体育館

主催:公益財団法人静岡県スポーツ協会、静岡県

 

 9月10日(日)、しずおかスポーツフェスティバル少林寺拳法中部地域大会が開催され、清水袖師道院からは、拳士・家族、合わせて18名が参加しました。

 楽しく遊びながら少林寺拳法について学ぶというこの催しが、今年も無事開催され、みんなの協力のおかげで、笑顔のあふれる、楽しい一日となりました。

 

 

 最初の準備運動から、ふたりで協力してひとつの動きを完成させるという、ゲーム性のある楽しい内容で行われました。当道院の髙木拳士、鈴木拳士が、全員の前で見本となりました。打合せで行わなかった運動(背中合わせで、手を使わず、座って立ち上がる)にも、うまく対応できていました。さすが!

 

 

 フェスティバルでは家族も参加して、一緒に少林寺拳法を学びます。一生懸命、お母さんに少林寺拳法を教えました。

 

 

 一般を対象としたクイズ修練を、当道院の望月拳士が中心となって実施しました。上の写真は、漢字テストです。この字で合っているでしょうか? 自他楽? 実は望月拳士の帯を見れば正解が分かったのでした。

 

 他にも、かるた修練拳法・風船バレーなど、楽しいことがたくさんあって、あっというまに一日が過ぎていきました。

 実行委員の皆さん、参加された拳士・家族の皆さん、ありがとうございました。素晴らしい一日を、みんなで共有できました。来年もよろしくお願いします。(望月)

令和5年度少年少女武道錬成大会に参加

令和5年度全日本少年少女武道(少林寺拳法)錬成大会

日時:令和5年8月5日(土)

主催:(公財)日本武道館/(一財)少林寺拳法連盟

後援:スポーツ庁/日本武道協議会

清水袖師道院拳友会では上記(関連団体)の少年少女武道錬成大会に静岡県として、4人、参加しました。

清水袖師道院拳友会とは、清水袖師道院から(一財)少林寺拳法連盟の個人会員と兼籍している拳士の

集まりを表した名称です。

少林寺拳法は勝つことを目的とはしていません。教えと技の修行による自己確立と自他共楽を

目的として理想境を建設しようとしています。

その中で、体と心の修行の一形態として少年少女武道錬成大会を活用しています。

8月5日(土)朝早く起きて、5時出発、日本武道館に向かった。朝7時15分に到着。大会に出場して、心と技の質の向上を目指します。

大会に出るために道衣に着替えました。気持ちを引き締めます。会場ではスタッフの皆さんが準備をしてくれています。

令和5年度は全国から、約900名の小・中学生が出場しました。少林寺拳法らしく、しっかり整列します。

道院での稽古をそのまま活かす事が出来ているか、平常心が試される場です。

技術度と表現度(武術的熟度)の合計点でメダル(入賞)を目指します。

真剣な競技が終了すれば笑顔が溢れています。4人共、頑張りました。

この大会を通じて、多くの事を学びました。明日からの修行に活かしていきます。

道院に帰って、少年少女武道錬成大会で学んだ事をそれぞれに発表しました。(平井)

 

 

 

 

 

祝・静岡沼上道院 道院開き式

2023年8月5日(土)

祝・静岡沼上道院 道院開き式

清水袖師道院の道院長平井富士雄は、静岡中部小教区の小教区長である。静岡中部小教区とは静岡県中部地域の道院の小さな集合体である。今回は静岡沼上道院の「道院開き式」の協力を静岡中部小教区で行った。武衛篤道院長の、新道院開設という熱い思いが「金剛禅総本山少林寺静岡沼上道院」という場所を作り、静岡中部小教区の道院長が協力して、「道院開き式」にこぎ着けた。武衛道院長の厳かな「教典唱和」の後、齊藤政実教区長が大沢隆管長から送られてきた運営許可証を授与し、続けて管長祝辞を代読した。それに答える形で武衛篤道院長が、ここまでの歩みと、これから金剛禅運動に邁進するとの熱い決意表明をした。親道院長である洞口均道院長の挨拶の後、メッセージ及び祝電披露がされた。来賓挨拶として、静岡県少林寺拳法連盟・林芳久仁、教区長・齊藤政実、小教区長・平井富士雄の挨拶のあと、小教区の参加道院長より、それぞれ激励の挨拶があった。また、門下生より「道院長に期待する事」という内容の挨拶があった。私達、古参の道院長も新しい息吹に触れ、新たにスタートする気持ちを共有した。道院長同士が深く関わり合いながら、それぞれがより良く変化していく確認をした。また、小さな理想境となる道院を育て、増やしていく事を誓った。

静岡市少林寺拳法協会の小泉理事長はこの日は三重教区講習会の出張でやむなく欠席となりましたが、生花でお祝いしていただいた。

静岡沼上道院の武井篤道院長の主座で厳かに教典唱和をした。

金剛禅総本山少林寺・大澤隆館長の代理で齊藤政実教区長が運営許可証を授与した。

続けて大沢管長の祝辞文を代行で読み上げた。

祝辞文を受けて、武衛道院長は、ここに来るまでのいきさつと金剛禅運動に邁進する事を決意表明された。

親道院長の洞口道院長から見た経緯を語り、激励された。

静岡県少林寺拳法連盟の林芳久仁会長も駆けつけてくれ、道院開きは貴重な体験をしたと喜ばれ、静岡沼上道院への期待を話された。儀式なので会長も緑の輪袈裟を着用されている。

齊藤教区長は道院を増やすことの大切さと、道院発展をさせる大切さの話をされた。また、横のつながりの大切さを語った。

平井富士雄小教区長は道院が小さな理想境なので、そこから金剛禅運動を展開する話をされた。

宮崎道院長はともに修行していく仲間としてよろしくと挨拶された。

高橋道院長は静岡沼上道院という名前に武衛道院長がこだわりを持っていたと小話をされた。

山田道院長は、仕事が忙しいのだが、努力をした上で運も味方したと出席できた経緯を話された。

門下生からはコーチングで学んだ事と同じ指導法をしてくれるので期待していると話された。

高橋道院長の奥様からは、うまくいかない時でも落ち込まないことが大切と話をされた。

いよいよ静岡沼上道院スタートである。道院の横のつながりを象徴できる「道院開き」であった。(平井)

静岡中部小教区研修会 2023.7.23.

2023年7月23日(日)

静岡中部小教区研修会

於:静岡登呂道院

梅雨が明けたばかりの2023年7月23日、静岡登呂道院に於いて静岡中部小教区研修会が開催された。鎮魂行の主座は高橋道院長である。

小教区研修会に向けて、座禅を組み調息をして身体と心を調えます。

本日のテーマは、社会と少林寺拳法における「組織的人間関係」のあり方とその意義 です。古参道院長の一人である焼津道院の鈴木通眞道院長に講義を賜った。

講義は、忖度の無い鈴木節で、テンポがよく、年を感じさせないバイタリティ溢れる話であった。

時には攻撃的に話をされ、受講者も緊張感を持って向かいあった。

討論では、講義と受けて思ったこと、組織に対して感じているとこなど率直な意見が飛び交った。討論自体が織物的であり、理想境である。

最後に清水袖師道院の拳士と本日の講師の鈴木先生と記念撮影をした。短い時間ではあったが、学びがあり、それぞれの人生にとって貴重な時間であった。記:平井

2023年度 静岡県大会

2023年7月16日、静岡県大会がエコパアリーナにて、静岡県少林寺拳法連盟主催で開催された。

財団法人少林寺拳法連盟の個人会員として清水袖師道院拳友会の拳士が参加した。

修行形態の一つとして大会を通じて人として成長を目指しました。

当日は快晴、朝7時より、会場準備係として清水袖師道院拳友会の一般拳士が協力しました。

来年の全国大会のプレ大会として広いエコパアリーナを会場としました。

加藤冴恵拳士、加藤陽道拳士は小学生Aの部で大会デビューです。

飯妻航希拳士、長谷川敬祐拳士は、一般男子初弐段の部参加です。

中山真珠県会議員も来賓として来場され、最後まで大会にお付き合いいただきました。

吉田渉悟拳士、鈴木貫太拳士の奨学生Aの部にて稽古の成果を発表しました。

髙木蘭丸拳士、望月海翔拳士も小学生Aの部にて、日常の稽古の成果を発表しました。

昼休みにはメイン看板の前で、参加拳士集合の記念写真です。

吉田光代拳士は野田明伸拳士と演武を組み、大会デビューです。

小峰悟拳士、望月翔太拳士は男子五段以上の部で発表しました。

実行委員、選手、審判、記録ありがとうございました。また、温かい目で拳士の成長を見守って

頂いている保護者の皆様にお礼申し上げます。平井

 

 

 

2023年5月28日 高校総体・中学生大会

第71回静岡県高等学校総合体育大会少林寺拳法競技

主催:静岡県高等学校体育連盟、静岡県教育委員会、(一財)少林寺拳法連盟

2023年度全国中学生少林寺拳法大会静岡県予選会

主催:静岡県少林寺拳法連盟

 

 上記の大会が、聖隷クリストファー中・高等学校において開催され、清水袖師道院からは4名の拳士が審判員として参加しました。

 少林寺拳法において大会は、単に優劣を競うためのものではなく、行を修めるための一形態です。

 参加する拳士達は、他の所属と合同し、より大きな枠組みの中で、日頃の修練の成果を問うために技術の比較対照を行い、目標を発見するとともに、相互技術の向上を図ります。

 我々審判員は、行としての拳技を正しく評価する立場にあります。

 

 平井 富士雄 道院長は主審を務めました。

 

 野田 明伸 拳士、小峰 弘文 拳士、望月 翔太 拳士は副審を務めました。

 

 

 

 合掌 参加された皆様、お疲れ様でした。

 明日への運動のエネルギーが蓄積されました。今回の大会で得たものを、今後の道院における活動に生かしていきたいと思います。(清水袖師道院 望月)

 

2023年5月21日 静岡中部小教区研修会

静岡中部小教区研修会

2023年5月21日(日)

於:清水中部道院

 科目:宗論(宗教論)1 金剛禅の教典

 テーマ番号:A5 テーマ:「道訓」の主旨 講師:山田 恵修 大導師

 参加道院:清水中部道院、清水袖師道院、静岡馬淵道院、静岡城北道院、焼津道院

 参加者:12名

 

 上記のとおり、小教区研修会を実施しました。

 司会は、清水中部道院 望月 満 権中導師が務めました。

 

 

 まずは、鎮魂行を行いました。

 主座は、静岡城北道院 武衛 篤 中導師が務めました。

 

 

 講義は、「道訓」の主旨というテーマの下、清水中部道院 山田 恵修 大導師が講師を務め、実施されました。

 普段、私たちが鎮魂行の際に唱和する「道訓」の、語句の意味や内容の概要、教えの意義を解説していただきました。参加者に配布してくださった資料は、大変読みやすくまとまっており、保管して今後も使用させていただきたいと思えるものでした。

 

 

 講義終了後は、討議の時間です。山田先生の講義を受け、思うことを受講者が発表しました。「とても勉強になった」と感じた方が多数いました。

 

 

 レポート対象者(少導師)は、講義の内容をレポートにまとめます。

 

 

 この度の小教区研修会では、実技修練も行いました。清水袖師道院 平井 富士雄 少法師が講師を担当し、釈尊の正しい教えを現代に生かす金剛禅の行(少林寺拳法)というテーマで実施し、平井先生が考案した、少林寺拳法の八正道的修行法を実践しました。

 

 

 合掌 山田先生、平井先生、受講者の皆様、本日はありがとうございました。自然に囲まれたのどかな場所で、同志と共に充実した時間を過ごし、リフレッシュできました。いい日曜日の午前中だったと感じています。(清水袖師道院 望月)

 

 

 

~おまけ~

 清水中部道院の飼い猫(ナノちゃん)です。とても人懐っこい猫ちゃんです。講義の最中に乱入して、受講者の皆さんに甘え散らかしました。

 また会おうね(=^・^=)