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Shorinji Kempo

難易度と緊張感のコントロールが成長を促します

今日はメールへのお応えの続きです

「一時的にでは無く、集中力を引き出して、理解させるのには、どんな工夫をすればいいと思いますか・・・。工夫の方法が知りたいのですが、教えてください。」というご質問です。

 

私が聖隷クリストファー大学から依頼されて、障がい者の就労の安定をさせるための研究に参加したことがあります。その際に問題になったのが、障がい者が就労していく中で、粗雑化・簡略化・省略化という現象が起きてトラブルの原因になっているということでした。

 

私たちも、物事を学び、習熟するとコツをつかみ、動きがスムーズになってくるのですが、これと同じ部分で慣れが及ぼす影響がこの「粗雑化・簡略化・省略化」という行動へと結びついてしまうために癖になった行動は直すことが難しいということが分かりました。

 

正しい基本の行動を指導したならば、その行動が雑になったりしていないかをチェックし続けて約束事として維持して行く必要があるのです。

 

そこで、必要なのが「難易度と緊張感のコントロール」という方法です。

 

時間が経過する中で、物事に習熟していけば慣れが生じ、行動を略すことは上達の過程でもあるわけです。その部分で行わせることに対しての難易度を徐々に上げていく事で緊張感が維持できていくようにコントロールすることが大切になります。

 

金剛禅では、少林寺拳法を学ぶ中で昇級・昇段をしていく中で科目が決められていて、初歩の技術から応用の技術へと進んでいくうちに、拳系によって幾つかの基本の理があることに気が付くようになってくるのです。その理を理解して自由に扱えるようになると更に深い部分の法則を理解できるようになるのです。

 

私たちは、少林寺拳法を学び、指導しながらこの手段を身に付けていくのです。

ぜひ、物は試しです。少林寺拳法を学んでみませんか、私達、金剛禅の道院では皆さんの入門を歓迎いたします。

 

   道院長 江間秀樹

Mail hideki362018772@gmail.com

携帯 090-3835-9109(ショートメールにてご連絡ください)

 

面授面受という姿勢で理解できる環境を作るのです

今日はメールを頂きましたのでお応えしていきます

「授業を学校に呼ばれて行うときに障害を持った生徒さんたちに理解できるようにお話しするのはとても難しいのではないのですか・・・どうされているのでしょうか。」というご質問です。

 

そうですね、知的障害を持っている生徒さんたちに理解できるお話をするというのは、とても難しいことですし、普通、集中力を持たせることすら難しいと思います。

でも、前回、笠井中学校で行った授業でも一時間半もの長い授業だったのに、集中して授業を受けてくれていました。

お礼文にも、それぞれの子供が少しずつ違った部分が特に印象に残ったと書いてある部分に違いがあるのです。

 

私は、私がだれでというお話はほとんどせずに、いつも本題からズバリと講義を始め、すぐに動画を見せて、生徒さんたちに観察させるのです。そして、生徒さんたちから感想を聞きます。一方的に授業をするのではなく、意見や感想を話し合いながら授業を進めていくので集中力は維持しやすいのです。

 

ポイントとなる事項を後で思い出せるように、パワーポイントの画像を使って、簡単な文章をノートに書き取りさせて、書き取った者から手を上げさせ、みんなが書き取るのを待ちます。そして、もう一度意見を求めながら話し合う、あっという間に時間は過ぎていきます。

 

様は一方的ではないのです。理解できるようにどう工夫するのか、相手の能力を見ながら言葉で仕掛けをしていくのです。だから、理解でき、楽しい時間を共有できるようになるのです。

 

私の学んだ金剛禅の会話の基本は「面授面受」(めんじゅめんじゅ)という基本姿勢なのです。ぜひ、皆さんも身に付けてみませんか。

金剛禅の道院は、少林寺拳法を覚えるだけの教室ではありません。皆さんに指導力を植え付け、良い世の中を作り出す原動力となって行って頂きたいのです。

是非、最寄りの道院に見学にお越しください。

             道院長 江間秀樹

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携帯 090-3835-9109(ショートメールにてご連絡ください)

※ショートメールにはお名前をお書きください。

今度は北浜中学校での授業が決まりました

私は静岡労働局の障がい者就労アドバイザーとして静岡県内3名の登録者の中の一人なのですが、知的障がい者への担当は大井川以西の県西部を担当、発達・情緒障がい者への担当は静岡県で私一人の担当になっているのです。

障がい者の皆さんへは進路説明や障害者関連の手帳の取得方法、保護者の皆さんへは障害基礎年金の受給審査の準備方法や就労を目指した家庭内の取り組み方。先生方には障害を持った生徒の皆さんが就労を目指すのに必要な教育方針や手段を指導させていただいています。

 

静岡労働局から私の所属企業に派遣依頼されその場に集まった方によってアドバイス内容を変えなければならないために結構難しい役目なのです。

 

私がこの役目を依頼されるようになったのは、自分の担当していた部署で障がい者を採用したことから始まり、戦力化を考えた取り組み方が浜松市で表彰され注目されるようになり、実習をお受けしたり、講演をお願いされたりすることが増えていったのです。

 

金剛禅を学び、その教えを社会の中で用いることを努力したので、これが、出来るようになったのです。

 

是非、皆さんも金剛禅の教えを社会の中で活かしてみませんか。みんなで理想境をつくる努力をするのです。頑張りがいがありますよ。

 

金剛禅は少林寺拳法の修養を通して、物事の成長のさせ方や取り組み方を学ぶことが出来るのです。是非皆さんも、これを学び、社会のために役立ててみませんか。金剛禅の各道院では皆さんの入門を歓迎いたします。

是非、見学におお越しください。

 

   道院長 江間秀樹

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今日は金剛禅がなぜ法句経を重んじるのかというお話です

仏教の歴史は変質の歴史と言ってもよいと私は思っています。

教えが広められ多くの人々に受け入れられるたびにその土地で受け入れられやすい様に変質しては、「これではいけない、原点に戻れ」という運動が起こってきたのです。

釈尊が否定していた呪術・祈祷だって現代の仏教には在りますよね、でも、そんなもので人々は救われはしない、極力、曲がった変質したものに頼らずに安心を得ようとするならば、原点の教えに帰らなければならないと考えたのが、達磨大師であり、開祖宗道臣もその一人だったのではないでしょうか。

だからこそ、開祖は原始経典の法句経を教えに用いたのです。

法句経は「真理の言葉」と理解されつつも、「小乗のお経」と認識され、ほとんど顧みられることのなかった歴史があるのです。

「神仏」という言葉があるように、「神様・仏さまと・・・」他力により救われるという考え方が、都合の良い解釈をした新しい教えを作り出し、教えを変質させてきたのです。

達磨の教えや般若心経には他に頼る教えではなく、真理が記され、己の自我を無くし迷いと苦しみから離れることが説かれているのです。開祖、宗道臣も苦悩の根源は自らの期待や欲にとらわれる心が原因だと説き、「自己確立」がそこからの脱出方法だと説かれているのです。だからこそ、同じことに気付いて主張したと思われる達磨大師を前に立て、本尊として尊び、二入四行論を「拳禅一如」に置き換え、金剛禅の修養体系を作られたのではないでしょうか。「達磨大師が開祖の夢枕に立った・・・。」といういかにも胡散臭い言葉で文献には残されていますが、学べば学ぶほどこれは方便だったのだと思えるようになってくるのです。

「おのれこそ おのれのよるべぞ

おのれを措きて 誰がよるべぞ

よく ととのえし おのれこそ

まこと得がたき よるべをぞ獲ん」(160番)

法句経の中でも最も有名な句が金剛禅では「聖句」として重んじられているのです。

 

金剛禅は祈れば救われるというような胡散臭い教えは一切ない仏教の宗派です。

少林寺拳法を学びながら理を身に付け、理から法を感じ取れるようになって行ける教えなのです。学んでいくうちに、自信や勇気、行動力を身に付け、正義感や慈悲心を持って行動できるようになり、迷いから離れていける教えなのです。是非、一緒に学んでみましょう。

      道院長 江間秀樹

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結果ではありません、努力の仕方を学んで自信を持つことが大切なのです

今日は浜松市の少林寺拳法の大会が開催され各道院からも多くの者達がこれに参加し楽しんで来ましたね。違う道院の人たちと知り合い楽しめましたか。

 

私達、指導者が門下生の皆さんに大会に参加していただき、求めているものは「賞を取れ」というものではありません。

 

道院ではスポーツとして少林寺拳法に取り組ませているわけではないのです。

 

我々金剛禅にとっての「少林寺拳法」は、宗門の行です。他と比較して、他に競争心を持つのではなく、自己完成の行でなければなりません。

 

努力して、自分を制御して、理想の自分に作り上げていく事が大切なのです。順位ではなく努力した自分に喜びが持てるようになって行って貰いたいと願います。

 

金剛禅では、自己を制御し、鍛えられた自分に自信を持って、正義感と慈悲心を持った行動のとれる人間になることを目的に努力しています。是非、みなさんも弱い自分を強く変えていく取り組みをしてみませんか。是非、仲間になり高め合っていきましょう。お待ちしています。

     道院長 江間秀樹

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体調管理に少林寺拳法?・・・て思ってませんか

今日は練習前に和月君のお父さんの体調が悪そうなので、ちょっと声をかけて整法を行いました。

フットサルを練習中にあばら骨を痛めたのですが、その痛みを庇っていたのでしょうね、左の脊柱起立筋が腫れて背骨が側弯してしまっていました。軽く身体をゆすりながら筋肉をほぐして緊張していた部分を解除しておきました。

 

少林寺拳法は本来、易筋行と呼ばれる金剛禅の修行方法ですから、スポーツや武道としての一面の他に、行として体の中に内在する力の引き出し方まで追及して研鑽されている方も多いのです。

 

剛法・柔法の他に整法という分野があり、整経・整脉・整骨・活法の技術が伝えられているのです。当身や締法もこれらの技術とともに深い研鑽が必要となる部分なのです。

 

私が若かったころ師匠から受けた整法で崩れていた体調を治していただき、以来、この整法に魅力を強く感じ、のめり込みました。

 

少林寺拳法の大きな魅力の一つがこの整法なのです。

今日は、前にも紹介したことがあるのですが、白隠禅師の内観(ないかん)の法と軟酥(なんそ)の法を説明しているURLを紹介しておきますので、勉強してみてください。

http://zutsuu-daigaku.my.coocan.jp/hosp/22hakuin.htm

 

さあ皆さん、金剛禅に入門してみませんか「健康増進・護身連坦・精神修養」に優れた効果のある妙法です。

皆さんのお越しを歓迎いたします。

             道院長 江間秀樹

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「七転び八起」という言葉を知っているか

今日は引佐道院の達磨祭です。金剛禅では金剛禅を開創された宗道臣師家を「開祖」。そして、禅宗と拳法をインドから中国に伝えられた中国禅宗の祖である達磨大師を「祖師」。大元である仏教を始められた釈迦を「始祖」と呼び尊んでいます。

そして、金剛禅総本山少林寺の本尊は達磨大師です。

達磨大師にまつわる言葉で、有名なのが「七転び八起き」という言葉です。

「めげずに立ち上がること」を意味しているのですが、これからの人生の中で辛いことや失敗して困難な状況に追い込まれても必ず克服して立ち上がる真の強さを持てという教えです。

命さえあれば、人生は必ず変わるのです。

「過ぎし日のことに悔いず、まだ来ぬ前に憧れず、取り越し苦労せず、現在を大切に踏みしめてゆけば身も心も健やかである」これは、法句経に記された釈迦の教えですが、こうした毎日を過ごしていく事で、真の「強さ」を得てこそ、「七転び八起」という不撓不屈の精神を作り上げることが出来るのです。

やらないうちから匙を投げてしまうのではなく、頑張ってみませんか。

(みんな、お菓子を一杯拾えたかな・・・)

金剛禅では皆さんをお待ちしています。是非、見学や質問にお越しください。

 

         道院長 江間秀樹

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今日は自宅に一番近い遠江西道院で練習に参加

今日はコンピューターに詳しい宮本さんにパソコンを確認してもらいに遠江西道院へ来ています。

練習にも参加して体を動かしているのですが、松沢先生は若いので体力もあり楽しい練習でした。

最近の連取方法で採用されているのが、壁に貼られた科目表に磁石を投げて、張り付いた技を練習しています。

でも、なかなか上手く張り付かないのです。そこで、次回からは100均に売っているマグネット使用のダーツを買ってこようという話になったのです。

昇段試験ではどの技が出るかわかりませんから、こういう練習は対応力を付ける良い訓練になるでしょう。

 

金剛禅の道院は、合掌一つで所属外の道院で出稽古することも出来るのです。

他の組織のように排他的ではない所が良い所です。

私は、学生時代から色々な先生の所へ行っては練習していたものです。

色々な先生にかわいがって頂きとても勉強になったものです。

 

皆さんも金剛禅の道院で仲間を増やしてみませんか。是非、見学にいらしてください。

 

      道院長 江間秀樹

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義務を果たした上で得られる権利

今日もメールを頂きありがとうございます。

「障がい者が障害ではなくなるということは良いことなのに解雇されなければならないのは何故なのですか・・・。」という内容ですが、確かに、本人にとってはそうなのですが、企業にとっては義務化された障がい者の法定雇用率をどうクリアーしていくかという社会的責任に追われているのです。

 

今まで障がい者の雇用のために必死に担当部署を説得し、ひねり出している仕事なわけで、その仕事を障がい者でなくなった者が行っていて、次にまた他の仕事を与えてくださいと言ってもその部署ではOKは出ないでしょう。

 

手帳を失効しても能力が向上するわけではありません。

 

負担感だけが残った上に「新たな負担を負ってくれ」と言われたら周囲の人間は拒むのが普通ではないですか。

きれいごとでは済まない負担を負う人材はどうしても必要になります。

 

「障がい者雇用」という枠組みで就労のチャンスを得るということは、障がい者であることを認定する手帳を維持していく事が義務になるのです。

 

義務を果たしてこその権利だとお考え下さい。

 

金剛禅で心身を鍛えてみませんか。皆さんのお越しを歓迎いたします。

 

            道院長 江間秀樹

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皆さんからのご質問をお待ちしています。

時代の変化に対応して変化していくこと

今日は久しぶりにメールを頂きましたのでお応えしていきます

 

「子供には発達障害があり、障がい者として認定を受けようと思うのですが、どのようなことをしていけばいいのでしょうか・・・。」という内容です。

 

発達障害をお持ちということで、静岡県では発達障害に対する救済としてこれまで療育手帳のB3級と級という手帳を発行して対応してきましたが、このB3級では、静岡県独自の対応であって、障害基礎年金の受給対象者とはなれませんし、手帳の更新も二十歳を過ぎると更新できないという問題が起きてきます。

 

つまり、障がい者雇用枠を使って企業に就労しても、ほとんどがパート契約ですので障がい者としての資格を失うと同時に解雇される、ケースが考えられます。企業は必死に障がい者の雇用できる現場を絞り出していますので、そこにそのまま失効したものを雇用していては法定雇用率をクリアーしていく事は出来なくなってしまうからです。

 

療育手帳には「B」という判定しか記載されておらず、突然、失効してしまうことがあるために「B」判定についてはパート契約がほとんどになってしまうのです。

 

そこで、おすすめなのが、国の政策に合わせた救済措置で精神福祉手帳による3級の判定措置です。自閉症スペクトラム障害(ASD)という大きな括りによる対応で、これまで、カナー症候群・広汎性発達障害・アスペルガー障害など分かれていた診断をASDとして統一して対応するようになりました。

ASDと他の発達障害(ADHD/LD)等とも混在するという考え方をしてくれるようになったことで、定期的に精神科へ通院をしている場合、3級は維持されやすくなったのです。そして、精神福祉手帳3級の場合は障害基礎年金の受給審査の対象者となり、しっかりと精神科への受診を続けていけば受給審査に受かる可能性は高くなります。このことを知ったうえで、相談支援事業所へいきアドバイスを受けることをお勧めします。

 

障害を克服して健常者として無理をしていく事は、お子さんにとって、とても負担の大きい生き方をしていかなければならなくなります。障害を認めたうえでこれからの道を考えるということも考えてみてください。今回はここまでのお応えにしておきます。

 

金剛禅では、障害をお持ちの方にも配慮して指導していますので、お近くの道院を探して、ご相談ください。皆さんからのご相談をお待ちしています。

 

     道院長 江間秀樹

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