静岡中部小教区研修会
2022年5月4日(水)
㏌ 清水袖師道院
テーマ番号:A4 テーマ:礼拝詞の趣旨 講師:平井 富士雄 少法師
参加道院:清水袖師道院、静岡馬淵道院、清水中部道院、静岡登呂道院、焼津道院
当道院において、小教区研修会を実施しましたので、ご報告いたします。
まずは、鎮魂行を行います。
今回の講師は、当道院道院長、平井 富士雄 少法師が務めました。テーマは礼拝詞の趣旨です。日頃、鎮魂行の際に私たちは礼拝詞を唱和しますが、その具体的な内容・意義について、改めて平井少法師から学びました。
「謹しみて、天地久遠の大みちから、ダーマを礼拝し奉る。」
ここでいう大みちからとは、大御力、すなわち大いなる力のことですが、もしかしたら大道からともかけているのではないかとうのが平井少法師の解釈でした。
講義は平井少法師が作成したレジュメを基に進められ、僧階教本[宗論(宗教論)1」P4(教典を表した図)・P21(礼拝詞を絵にしたもの)や坂下 充 先生の「自我中心性を超える」(『あ・うん』Vol.81 P6記載)も引用し、深い内容でありながら分かり易いものでした。
以下は、この記事を書いている筆者(望月 翔太 権中導師)が特に重要だと思った内容です。
・安心立命を得るということについて
安心立命 ― 苦しみで自分自身を見失わないこと
自己確立の修行→苦しみを受け入れて生きる・苦しみにこだわらない
・南無ダーマ(ダーマに帰依・拠り所とする)について
ダーマに頼る× ダーマの働きを自分のものとして活用する〇
金剛禅は自力宗であり、自己確立の道である。
平井少法師の講義の後は、参加者それぞれが感じたこと・考えたことを発表します。
最後に、レポート対象者(少導師)がレポートを作成し、小教区研修会は終了です。当道院の 飯妻 航希 少導師は今回が初めての小教区研修会・レポート作成です。スーツを着て、やる気満々での参加でした。
合掌 平井先生、大変有意義な講義をありがとうございました。参加された皆様も、貴重なご意見をありがとうございました。次回、8月に清水中部道院で開催予定の小教区研修会も楽しみですね。