金剛禅総本山少林寺公認静岡県教区講習会
2023.1.29(日) 於:静岡市北部体育館
主催:金剛禅総本山少林寺静岡県教区
上記の講習会に、清水袖師道院から8名の門信徒が参加しました。
「金剛禅指導者」としての資質向上を図り、次世代の道院長・幹部を育成することを目的に開催される本講習会は、今回で9回目を迎えます。
本講習会では皆、様々なことを学び、考え、金剛禅指導者として成長するためのきっかけを得たかと思います。今後の道院における活動につなげていければと思います。
【講義Ⅰ】
宗教の諸形態 平井 教区講師
少導師及び僧階未編入の門信徒は、当道院道院長 平井 教区講師の講義を受講しました。
ご自身がカトリックの家に生まれたという背景があり、金剛禅とカトリックを比較して、共通点を論じられました。
社会布教とその実践方法 藤森 教区講師
中導師及び権中導師は、藤森 教区講師の講義を受講しました。
講義の中で、副道院長は中導師以上であることが望ましいとされている理由は、少林寺拳法の技術の指導ができるだけではなく、布教の意義を理解している必要があるためであるというお話がありました。
本講義を受講したこの記事の筆者(副道院長 望月 翔太 権中導師)は、これを受け、よりいっそう中導師を目指す意欲が湧きました。
【易筋行Ⅰ】
青山 昌伸 本山教師
岐阜県からお越しいただいた青山 本山教師に、正中線を立てるということを中心に、様々な技の「理」をご教示いただきました。
【講演会】
少林寺拳法グループ 宗 昂馬 代表
この度の講習会は宗 昂馬 代表をお招きし、生の声を聞く僥倖に恵まれました。
何のために少林寺拳法をしているのかを改めて考えることがテーマでした。
私たちは、世の中を理想境の方向へ進めるため、開祖の志を継いで少林寺拳法を修行しています。それに関連する様々なお話をされ、1時間という短い時間はあっという間に過ぎていきました。
【易筋行Ⅱ】
20~39歳の門信徒は、齊藤 教区長にご指導いただきました。
少林寺拳法は「型」ではなく「形」であるから、連絡・変化していくものであるとし、今回は本逆(間接が曲がらない方に攻める)をとる連絡・変化の中でも天秤を中心に、様々な技の応用を学びました。
当道院道院長 平井 教区講師は40~59歳の門信徒の指導を担当されました。
【講義Ⅱ】
金剛禅の修行法 青山 昌伸 本山教師
年齢を重ね、動けなくなったら、その状態を楽しもう。それはそれでいいじゃないか。という、先生の心のもちようを話され、それが強く印象に残りました。置かれた場所で生かされている自分を認識し、今を大切に生きるという前向きな姿勢を、私たちももちたいと思います。
以上で講習会は終了です。
合掌 ご指導いただいた先生方、受講したすべての門信徒の皆様、本日はありがとうございました。大変実りのある一日でした。参加できてよかったと、皆が思ったのではないでしょうか。
本日の経験を糧とし、今後も道院での活動に精いっぱい尽くしていきましょう。