法話
Shorinji Kempo

藤枝特別支援学校 焼津分校で講演を行いました

1月7日金曜日、焼津水産高校に併設されている藤枝特別支援学校焼津分校に静岡労働局の障害者就労アドバイザーとして依頼を受けて1年生の保護者に向けた、企業への就労を目指すにはどのような取り組み方を必要とするのかというお話をしてきました。

子供への指導方法の手順として少林寺拳法の教えの中にある「修行の心得」を軸にして障がい者に合わせた、高い取り組みを指導してきた経験を動画で働いている姿をご覧になられた保護者の皆さんはとても驚かれ、長い講義時間にもかかわらず、しっかりとメモを取り勉強をされていました。

子供たちに現状で一番欠けているのは8時間の労働に耐えられる体力なのですが、知的障害を持っているお子さんたちに考えられる仕事場の環境は肉体労働が主になるであろうことを考えれば、体力の無さは選択の幅を狭くしてしまうことになります。

地域内の支援センター「ボランチ」さんへの事前の聞き取りでは、家庭の支援力がなく離職したケースが多く、支援学校からご家庭への日々の教育の移行も大切な就労維持の要因になるのですが、こうしたことの必要性を事細かに説明させていただきました。

ご家庭での教育の難しいと感じられている親御さんたちに、「今日の講義の内容は少林寺拳法の指導方針であり、この学校の隣にも焼津道院という少林寺拳法を学べる道院がありますので、親子で入門してみれば指導方法も勉強になり、お子さんの体力も向上するでしょう、道院長の鈴木道院長にはお話が来たら是非、受け入れをお願いしてきましたので安心して尋ねてみてください。」と連絡先を伝えさせていただきました。

前回の講演では私のところに親子で通い始めている門下生が増えました。良い結果に結びつけばよいのですが・・・。

 

                            道院長 江間秀樹

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西部第1小教区で本山認定小教区研修会が開催されました

撮影者 浜松蒲道院 伊藤 

12月8日引佐道院において、「K3現代社会に理想郷を建設するための金剛禅布教者の働きかけ」をタイトルにして開催されました。新しく道院長を目指し、道院を始められた道院長心得や大導師を取得できていない道院長心得のために支援事業として行った研修会ですが、履修対象になっている幹部や、そうでない幹部、他教区からの参加者も含め研修が行われました。しっかり、学んでいただくために用意された資料や、研修会におけるパワーポイントを用いた説明は「認定研修会」として、とても素晴らしいものとなり、レベルの高い研修にみんなが満足していました。

 

今日は和月君の昇段試験でした。無事に合格!!

(試験前の会場でさと子先生と技の確認中)

一つの節目、それが一般社団法人 SHORINJI KEMPO UNITYで行われている昇段試験です。「単に技術を審査してもらうというのではなく、自分がこれだけ修行して取り組んできたものを精一杯出してくればいいんだ。」と言って送り出しました。

 

学科・実技ともに難なく合格。これで黒帯です。試験後には昇段バッチを喜んで購入していました。

 

さあこれからが、大切ですよ。昔、初段を取ると当時の胸章が緑卍から黒卍にかわり、少林寺に生えた若葉が土になり、修行の土台にたどり着いたんだぞ、ここからが本当の修行だから頑張れ、自分が教えて育てる人間を勧誘して連れてくるように指導されたものです。

 

少林寺拳法では自分が得てきたものを他人に伝えてこそ、上達できるのだとおしえられています。教えるための努力と工夫が自分を鍛えてくれるので。是非、これからも頑張ってもらいたいと願います。

 

     道院長 江間秀樹

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コロナ過の世の中でも、積極的に学んでいます

 

歩を止めてしまえばすぐに衰退してしまう、この状況でとにかく沈み込まずに浮かび上がろうと皆で頑張っている、その表れが県内で行われている認定研修会の開催数です。

 

少林寺拳法という易筋行への魅力だけではなく、金剛禅の教学を学び、身に付けた知恵で、いかにして、世の中を良くしていくために貢献していくのかを、真剣に考えてみようと静岡県教区内でとても盛んに、認定研修会が開かれています。

 

非常事態宣言中にもZoomを用いた研修会が開催され、止まることはありませんでした。「どこよりも、真剣に金剛禅の学びを大切にしている」という誇りを持って取り組んでいるのです。

 

本山のある香川県では無く、別院のある東京都でもなく、東海大教区の中心である愛知県でもない、この静岡県でこれだけの取り組みが出来ていることが、他県への手本となるのです。

自分たちで作り上げてきた取り組みだからです。

これからも、私たちが先導役になって金剛禅を盛り上げていきましょう。

 

   道院長 江間秀樹

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正しい姿勢には不思議な力が生み出せるんだよ

(この先生こんなに強く殴っているのになんともないの・・・)

今日は浜松市立北浜中学(浜北区)で授業を行ないました。

画像はそのⅠシーンですが、8時間労働を耐えていく体力があるかという質問の中で、体力には自信のない子供たちが多く、そうした中で目標を持った取り組みで体力をつけるだけでは思う成果を出すのは難しい、そんな中で鍛えるのには、長く保たせる姿勢を身に付けることが大切だということを解ってもらうために、姿勢の持つ力を実感してもらうために、思いっきりお腹を殴らせてみました。夢中になって力強く殴ったのにビクともしないでしゃべり続けているのに驚きとともに、姿勢に秘められた神秘の力に皆さんとても興味を持たれていました。

1時間半の授業と30分の質疑応答と、子供たちには長い時間だったのですがとても集中して勉強してくれていました。

授業は面白くないと聞いてもらえませんからね・・・。皆さんとてもよく聞いてくれていました。

            道院長 江間秀樹

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明日は北浜中で授業を行ないます

金剛禅では「修行の心得」という学科を学ぶのですが、これは「物事を学ぶ注意点」と言い換えた方が良いと思います。

一番大切なことは「目的意識を持つこと」ということから始まるのですが、この目的が抽象的な事項では何の成長も得られないのです。

例えば、「良い人になる」という目標を立てたとします。でも、その良い人というのは、どういうことをすれば良いのかが理解できなければ、良い目標ではないのです。手段が分かり、成長できる目標でなければ、本当の目的意識を育てることは出来ないのです。

 

工場などで必要なのは「時間当たりの生産数を伸ばす、価値に見合った品質を維持する。」このあたりのことを複合して目標として持ち、成長を目指せるようにならなければならないのです。

訓練校では、個々の職業評価をし、評価に対して、改善を続け成長できるような教育を訓練しているのです。

ただその場にいて、その時間を共有してさえすればいいという状態では、企業に努めることは難しいし、例え入社できても就労を維持していく事はさらに困難な状況となってしまうのです。

周りから「~してもらえるだろう」という福祉的な考えを職場に持ち込むことは出来ません。それを踏まえて教育をしていかなければならないのです。

目標の持たせ方、それが、教育の中で一番大切だという自覚を持った取り組みを、教育現場で生み出し、家庭で維持し支えていくことがとても大切なのです。明日はそうしたことを学んでいただこうと思います。

 

              道院長  江間秀樹

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今日は1年に一回の健康診断を受けに行ってきました

段見えている範囲でしか、ものを考えていないとほんのちっぽけな判断材料しかなく、常に不安を抱えることになります。病気ってまさにそういうものですよね。

身体は「総合的に観察したうえで、色々な部分を調べて、今の状態を把握して、対応を検討することの大切さ」というものを感じます。

「健康診断」という、ことからも、物の見方を考えてみましょう。

マクロとミクロ、両方が観察出来てこそ最善の対応を見つけ出すことが出来るのではないか、そうした目を私たちは学んでいかなければならないでしょう。

 

              道院長  江間秀樹

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改宗しないと習えないのですかという質問

今日は少林寺拳法は金剛禅という宗派に改宗しないと習えないのですかという質問を頂きましたのでお応えいたします。

他宗教を絶対に認めない宗教宗派の方には金剛禅は確かに宗教ですから嫌われております。

しかし、金剛禅では他宗教宗派を拒絶していませんので、こだわる方でなければ全然問題ありません。

元来、根本仏教は神という存在はなく法という概念に基づく法則性の摂理と一体になった哲学的要素が強いと言われた方がいますが、私も宗教性というよりは自己制御による哲学性が強い教えだと感じて取り組んでいます。是非、宗教宗派に寛容な方は学んでいただきたいと思います。

金剛禅は葬式などを重視しておりません。死後の安楽を説いた宗教宗派でもありません

生きている今現在をどう生きていこうか、そういう指針と支えを心に築きたいという方にこそ入門していただきたいです。

是非、最寄りの道院に見学にいらしてみてください。少林寺拳法の技術を皆で学びながら法を求めて楽しく練習に励んでいます。

 

    道院長 江間秀樹

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金剛禅で得たものを社会の中で活かしてみる

今度の金曜日、北浜中学校で障害を持った子供たちに向けた授業をすることが決まっているのですが、今日また新たに静岡労働局から手紙が届き、来年の1月7日(金)に焼津の藤枝特別支援学校焼津分校に行き、高等部1年在籍生徒の保護者に向けた講習会の講師の依頼が届きました。今度の対象者はお母さんたちになります。

 

このところ立て続けに「講演」の依頼が来ていますが、コロナの感染拡大の中で何も出来なかった去年が嘘のように、今年度は多くの機会を頂き、頑張らなければなりません

 

道院長や武専の教員をしていますので、人前に立ちお話をする機会は多いのですが、ここで大切なのは飾りではない、真実を伝えたうえで来る未来に向けて、家庭での努力を呼びかけ、将来に備えるいう気持ちを引き出さなければなりません。

 

「備える」と言うことの重要性を感じて頂いたうえで、「こうすればチャンスを物に出来る」という、取り組みへと導いていかなければならないのです。

 

とても大変な役目なのですが。このようなことが出来るようになったのも金剛禅のおかげなのです。

皆さんも是非、金剛禅で学んだことを社会の中で活かせる様に頑張ってみてください。

    道院長 江間秀樹

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自分たちを見つめるための様々な鏡

心は具体的に見えるものではないけど事の是々非々や心の在り方、その人の生き方は、他人との関係や自分のとった行動の結果として、様々な鏡に映り見詰めることが出来ます。

私達、金剛禅の門信徒が「我々は単なる武道やスポーツとして取り組んでいるのではなく、金剛禅の行として取り組んでいる。」と門外の方によく説明させていただくのですが、ただ外から見られているだけでは、その違いがご理解いただけないこともあるでしょう。

でも、確実にちがうのです。私たちは、常に自分を照らす鏡を持とうと努力し、学び続けていくのです。

昨日、行われた小教区の研修会の画像をよくご覧ください。一時間の講習会で聴講者のために浅井先生が用意された資料、そして、聴講者が書き込んでいるレポート。必死に教え、必死に学んでいる。その姿が画像にも表れていますよね。

 

私たちは少林寺拳法という易筋行とともに、金剛禅の教えを学び、自己確立と自他共楽を実現しようとしているのです。

私も、常に学び、常に伝えられるように努力してまいります。

ぜひ、皆さん最寄りの金剛禅の道院を訪ね、学びに来られてください。老若男女、身体の強弱を問わずに楽しく修養しています。

 

       道院長 江間秀樹

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