入門した時の師匠、三島に転籍した時の二人の師匠、ともに人間性豊かな熱き指導者に恵まれ、自分もいずれは指導者にという気持ちがあったと思います。
静岡三島道院2代目、清水 明氏から沼津市に道院を創れと1972年に勧められ、会社に支部を創設、1年後、金剛禅布教は広く社会にて行うことに意義があると感じ出来たばかりの沼津市民体育館を借用して道院づくりを始めました。
利休曰く
「習い事は一より習い、十を知る。十よりかえるその元の一。」
とあるように繰り返すことの大切さを伝えたいと思います。
老若男女問わず、厳しさの中にも学ぶ楽しさを持った、明るい道院づくり、少林寺拳法の修練を通して、心と身体の調和を取れるような、創造空間となれる道院を目指したい。
当道院は、ビルの2Fで、目立たない場所ですが、親子、兄弟や友達同士などで入門している拳士が多い道院です。
小学一年生から66歳まで幅広い年齢層の拳士が和気あいあいと、厳しい道院長の指導の下、辛くても楽しい家族的な雰囲気の道院です。
初代道院長のつくられた身体操作メソッドを取り入れた、身体にやさしい身体操作で健康で強い身体づくりを基本としています。
私は仕事の都合で、東京の道院に約10年、九州の道院に約5年在籍した後、現在の静岡三島道院に転籍させて頂きました。
静岡三島道院から小学校に入学した娘と2人でお世話になり、大人の私にとっても子供の娘にとっても非常にフイットした道院だと感じております。
その理由の1つが、大人でも子供でも共通して理にかなった身体操作を修練の基本としているからです。それにより技術を高めていきたい人でも、身体を労わりながら続けたい人でも、全くの初心者でも対応でき、非常に有益な技法を学ぶことが出来ます。
道院は、アットホームな雰囲気でありながらも、適度な緊張感もあり、精神修養においても最適な環境だと思います。