2021年10月17日 山梨武専

ここ2年間はコロナ禍で全国で少林寺拳法の行事や集まりが中止になった。2021年10月17日、清水袖師道院平井富士雄は武専教員として2年ぶりの出張で、山梨武専の講師として参加した。場所は山梨県笛吹市石和清流館である。

鎮魂行、挨拶、その後、全体基本を行った。山梨武専も一日の武専は久しぶりという事もあり、受講者の眼もみんな輝いていた。

基本実技の後は学科である。本日の学科は、「まず自分が動く」である。まず動き、失敗したら過を改めてまた動き出す。七転び八起きの教えは自分で自分をあきらめない教えなのである。

指導者育成初段クラスでは送小手である。受講者は技のコツと深みを自分のものにしようと覗き込んで学ぶ。甲斐の人は真剣です。

少林寺拳法の技は半ばは他人の幸せを考える教えなので、自然に笑顔の空間ができてくる。真剣な中にも楽しみ合って向上できるのが武専のいい所なのである。

内押受突も吸収して行うと痛くないので繰り返し何度でもできる。高齢者になっても変わらずに楽しめるのが少林寺拳法なのである。

指導者養成三段クラスです。上受投げも呼吸を止めずに力まず、正しい姿勢で行う事により自分と相手にかかる負荷を減らせる。少林寺拳法は剛柔一体の養行なのである。

演武の指導である。少し運用法の要素を入れてみた。差込廻蹴より、逆突きが来れば地二、上中がくれば地三を行った。どちらが来るか分からないので演武の欠点となりやすい慣れ合いが無く、呼吸を止めず、姿勢よく、八方目を使う稽古が出来た。迫力を出す為に必要なのは起承転結と、にじみ出る真剣味である。最後は、3構成の演武を作り、物語なので名前を付けた。発表の前に名前を公表し行なった。ユニークな名前で笑いも起きた。山梨県民の自由で活発でユニークな特徴がよく表れていた。

質疑応答の時間に、同時に左右の人を吸収して投げる稽古を各種行なった。膝の吸収が上手に出来た瞬間である。左右を同時に行うため、利き手と両手の感覚が養う事ができる。

少林寺拳法の交流で楽しい時間はあっという間に終わってしまう。互いに学び合い向上し合える、そんな時間と空間が都道府県ごとに持てる、それが武専なのである。写真の時だけマスクをはずした。みんな、いい笑顔をしている。このブログ作成が出来たのは高橋先生の善意である。また、山梨武専、山梨県連、山梨県教区、やまなし YUNITYの皆さん、有難うございました。

帰りの増穂町で八ヶ岳が見送ってくれた。山梨に感謝。また、来ます。

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